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2012/12/18

イタリアで電車移動の際に覚えておくとチョット便利な3つの単語

310' = 5時間越~!
最近はここまで壮絶な遅延はだいぶ減りましたが・・・

イタリアの電車(「Trenitalia(トレニタリア)」)といえば、一昔前までは「ボロい」「遅れる」「壊れる」といった、非効率の代名詞のようなシロモノでした。

が、この数年多くの車両が刷新、悪名高き「遅延」もずいぶん改善され、「ホ~レやればできるんじゃん!」なんてついタカをくくっていたのですが・・・

先日久しぶりに最新鋭の超高速鉄道「Alta Velocita'」以外の急行やローカル線に乗ったところ、これがモウ遅延、途中停車、故障のオンパレード~

まさに昔の悪夢が一挙にカムバック・・・といった感じで、ホンのチョットでも敵に気を許したコトを地団駄ふんで?悔やんだのでした(オオゲサ? ^^;)

要するに、上記の超高速鉄道は、国家の威信をかけた「キモ入りプロジェクト」なので、すべてに最優先で定時運行死守!モードなんですね。

でもその分、在来線はモロに犠牲になる⇒予算も手間も後回し⇒結果「古くてボロくて遅れる」体質は昔のまま何も変わらず・・・って図式です。

そんな次第で、今回のイタリア鉄道・悪夢のデジャブ体験(!?)をふまえて、イタリア国内で電車移動の御予定がある方向けに、「これだけは覚えておくとやっぱり便利(カモ)」というイタリア語の単語を3つ、写真など交えながら以下、御紹介してみたいと思います。↓

(1)Binario (発音「ビナーリオ」): 駅のホーム、「○○番線」



電車の出発時間が近くなると、駅の電光掲示板に入線ホームの番号が入るのですが、イタリアの場合、そこからさらに5分前とかの直前になって急きょホーム(「ビナーリオ」)が変更になることが結構あるんですね。

これって、特にスーツケースなどの大荷物を持ってる時は大変(イタリアの場合、駅のホームにはキホン階段しかありません)・・・しかも、一度なんて、直前で3回もホームが変わって、マジ「イジメかいっ!」って(笑)

そんな時は大抵イタリア語のアナウンスだけなので、周りの人たちがドッと移動するのについてくしかないのですが、とにかく電車が本当に入線してくるまでは気を抜かず、常に周りの乗客の動きを要チェック!です。

(2)Ritardo (発音「リタールド」): 遅延


とにかくこのコトバなくしてイタリア鉄道は語れません(^^;)駅に着いたら、まず何はなくとも上の「binario」と併せて、電光掲示板で最初にチェックする項目ですね。

ちなみに、電光掲示板ではそれぞれ「Binario(ホーム)」は「bin」、「Ritardo(遅延)」は「rit」と略した表示が多いです。まァ英語併記なので心配ないとは思いますが ^^

(3)Guasto (発音「グスト」): 故障


「急な故障で発車が遅れます」といったアナウンス以外に、駅構内や車内で何か壊れているモノがある時などによく使われるコトバです。

自動券売機、刻印機、電車のドア、車内のトイレ等々、とにかく「故障」の張り紙を目にしたら、サッサと他に移動するのが得策です(笑)

駅構内の壊れたキップ刻印機

丸ごとクーラーのきかない車両 (だったら連結するなよ、って ^^;)

(「Guasto」とは入ってませんが) 使えない車内トイレ

あ、ついでに「故障」を意味するコトバとして、もう一つよく目にするのが、

Fuori Servizio (発音「フオーリ・セルヴィツィオ」)。

英語でいう「Out of order」ですね。略して「F.S.」とだけ書かれることも。

ちなみに、旧イタリア国鉄のロゴがまさにF.S. (=Ferrovie dello Stato) 。なので、当時はよく「イタリア国鉄(F.S.)の名前は、いつも故障 (Fuori Servizio) 中だから」なんて皮肉られてましたっけ。言い得て妙・・・

2012/12/16

2015年ミラノ万博(Milano Expo) タイが出展契約書に正式署名、ミラノで調印式


クリスマス休暇まであと1週間、もうさすがに万博関連も大きな動きはないだろうな…と思ってたら、公式サイトにコソッと(?)こんなニュースが載ってました。↓
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「タイ王国と出展契約調印式」(2012/12/14付)

(以下記事抜粋)
タイの万博出展契約書正式署名にあたり、ミラノで調印式が執り行われた。

署名者は、タイ側が農業・協同組合省Chavalit Chookajor常任書記長、イタリア側は万博株式会社Giuseppe Sala社長。

タイはコメの世界的輸出国であり、2013年度は850万トンを見込む。

万博会場におけるタイ館の面積は、2947平米(=約893坪)。 【御参考までに】中国館は約4600平米(=約1400坪)(コチラの記事にて)、また日本館は4170平米(=約1263坪)のようです。

タイ側コメント:
「万博期間中は、タイ独自の食文化を紹介しつつ、世界における米の主要輸出国としての実績を生かし、万博テーマでもある『地球に食を、命にエネルギーを』与えるための持続可能な新方法を提案したい」

イタリア側コメント:
「タイには世界でも指折りのコメ生産国として、とりわけ『米クラスター』において歴史・文化両面から重要な役割を果たしてくれるだろう。と同時に、万博テーマ実現に関しても積極的な貢献を期待している」

元記事:
"La Thailandia firma il contratto di partecipazione a Expo Milano 2015"
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確かに「コメ」に関しては、タイも日本と同様に主食として長い伝統と豊かな食習慣を有する国ですよね。

実際、「米クラスター」の部分では、万博開催者側もアジア各国の貢献に大きな期待を寄せている様子。

またタイ側も、アユタヤ市が2020年万博の候補地になっているそうで、ミラノ万博にはそのアピールも兼ねて?相当力を入れてきそうな鼻息が伝わってきます(笑)

そんな中、タイに負けず劣らず世界中で「コメの国」として知られるニッポンも、ぜひ「米クラスター」では有益で印象的な展示をして、面目躍如といきたいとこですネ!

2012/12/15

2015年ミラノ万博(Milano Expo) ナイジェリアの出展表明で公式参加国は合計113に


開催まで868日=2年半を切りました

2015年開催のミラノ万博(Expo Milano 2015)。一時はやれ不正入札やら資金不足やらで騒がれたりもしましたが、このところパタッと話題に上ることもなくなり・・・

とフト気になって、試しに公式サイトをチラッとのぞいてみたところ、こんなニュースがありました。御覧の通りマイナーな話ですが、とりあえず最新状況というコトで。

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「ナイジェリアが出展正式表明、万博公式参加国(機関)は合計113に」 (2012/12/11付)

 (以下記事抜粋)
…今回のナイジェリアの出展表明を受け、万博開催まで2年半を切った現時点での正式参加国は合計113カ国。これは世界全人口の80%以上に相当する。

ナイジェリアの人口は1億2000万人。アフリカ大陸では2番目の経済規模を持つ。

また同大陸の農業政策に関して中心的役割を担っており、本万博のテーマ「地球に食を、生命にエネルギーを」の展開にあたり、活発な対話が期待される。…

元記事:
"Con la Nigeria sale a 113 il numero dei Partecipanti Ufficiali a Expo Milano 2015"
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それにしても、地球全人口の8割にあたる国々が参加表明してるというのは、スゴイことですね!・・・って、万博ほどの展覧会ともなれば、そんなのごくフツーのコトなのかもしれませんが ^^;

既にイタリアはクリスマスモード全開で、年内はもう目立った動きは無いでしょうけど、来年以降は開催に向けた具体的な準備状況など、より「前向きな」ニュースが増えることを楽しみ?に・・・

2012/12/14

イタリアも「冬のボーナス」シーズン到来、クリスマスムードに拍車(・・・か?!)



早いもので12月ももう半ば、カトリック国イタリアの最大イベントであるクリスマスまであと2週間を切り、街中が日に日にせわしなくなってくるのを肌で感じます。

ホントにイタリア人にとってクリスマスはちょうど私たち日本人にとってのお正月と同じくらい大切な日。なので、当日のお料理はモチロンのこと、家族や恋人のためのプレゼント選びはモウ、真剣そのもの。仕事なんて目じゃないレベルです(笑)

こういうウィンドーにピッタリ張り付いて・・・

さらに見栄っ張りなイタリア人のコト、不況で実入りが少なくても大事な人にはそれなりのプレゼントを、との思いも強いよう。でもそうなると当然出費がイタイ・・・と何かと物入りな今の時期、多くの人が心待ちにしているのが「冬のボーナス」です。

とはいえ、日本のボーナスみたいに「お給料○ヶ月分」なんてタップリもらえるモノではなく、基本はどの会社も1ヶ月分。要するに、会社側は1ヶ月分相当を「13ヶ月目」という名目で社員に支給することを法律で義務づけられているんだそうです。

加えて人によっては「夏のボーナス」時期に「14ヶ月目」も支給されるそうですが、これは法律上の義務はなく、あくまでも個別の労働契約ベース、ということで、当然この御時勢ではカットの会社が増えてるようです。。

でも日本では夏・冬問わず会社側にボーナス支給の「義務は無い」とのお話で、ヘタすればボーナスゼロの場合もあるコトを考えると、1ヶ月分だけでも確実にもらえるイタリアの方が手厚いといえるかもしれませんね。

ちなみに「1ヶ月分」ということで、以前の記事で取り上げた「イタリア人の平均月給」からも見当はつきますが、ネットで見つけた統計によると、今年の職種別「13ヶ月目」平均支給額は、以下の通りとのことでした。↓

ブルーカラー(専門工): 1227ユーロ
ホワイトカラー(一般事務職): 1379ユーロ
ホワイトカラー(中間管理職): 2529ユーロ

参考リソース:
"Detassazione tredicesime 2012 contro l’inflazione" (PMI.it)

ただし、今年はモンティ政権下の緊縮政策により新たに固定資産税が導入、その支払期限がちょうど今月の17日・・・ということで、せっかくの「13ヶ月目」も、そっちで消えてしまう分が多いようです。

そんなこともあり、今年のクリスマスはジュエリー・服飾などのゼイタク品よりも「食品・ワイン」や「ITグッズ」など、より実用的なモノを選ぶ人が急増中とか。さすがのイタリア人も「見栄より団子」? ^^;

関連記事:
イタリア人の月収って、どのくらい?

2012/12/09

イタリアの祝祭日 年ごとに日付が移動する「イースター(復活祭)」に御注意を・・・!

今年(2013年)のイースターは、3月31日です。

ひとつ前の記事で、「イタリアには都市ごとに『守護聖人の祝日』がバラバラ、なので全国カレンダーには載ってないため御注意を」と書きました。

でイタリアの祝祭日ネタついでにもうひとつ、今度は「カレンダーには載ってるけど、毎年日にちが移動する」祝日があります。それは何の日でしょう??

ハイ、「イースター(復活祭)」になります。イタリア語ではPasqua(パスクア)と呼ばれ、十字架にかけられて亡くなったキリストが復活したといわれる日です。

そんな次第でキリスト教徒にとってはクリスマスと同じくらい大切なイースター、チョットやっかい?なコトに、毎年日付が変わる「移動休日」となっています。

というのも「イースター=キリスト復活の日」の定義が月の満ち欠けに関連していて、「春分のあと最初の満月の次の日曜日」となっているからなんですね。

なので早い時は3月下旬から遅い時は4月中旬までひと月ほどの幅があり、その中で年によって日付が移動する、ということになるワケです。

この時期は春先で気候も良く、またイタリアの場合はイースターの翌日の月曜日も祝日となるため、前後の1週間位は連休を取る人が大勢

会社関連でも有給を取っていなくなる人が多くなるので、この時期イタリア出張をお考えの際は、ぜひ事前にイースターの祝日のチェックを!

ちなみに、向こう5年間(2013~2017)のイースター祝日は、以下の日付となります。よろしければ御参考までに・・・

2013年: 3月31日
2014年: 4月20日
2015年: 4月5日
2016年: 3月27日
2017年: 4月16日

関連記事:
イタリアの祝祭日 都市ごとに日付が違う「守護聖人の日」に御注意を・・・!

2012/12/07

イタリアの祝祭日 都市ごとに日付が違う「守護聖人の日」に御注意を・・・!


ドゥオモ広場にも恒例の「巨大」ツリーが登場、
でもこの御時勢で(?)今年はだいぶサイズダウンしたような…

今日12月7日。金曜日ということで、チマタ的にはバリバリ平日ですが、実はミラノ市だけは「祝日」です♪

翌8日も「国民の祝日」ということで、日曜夜までの3連休を満喫しようと、早くも昨日の午後~夕方にはかなりの人達がミラノを「逃げ出した」模様。

なので街中はいつもの週末に増して静か~!普段は大気汚染でサイアクといわれるミラノの空気も、少しはマシになったような錯覚を起こすほど^^

それではなぜイタリア中でミラノだけがお休みかなのかというと、毎年12月7日がミラノの守護聖人「アンブロージョ」の記念日だからなんですね。

カトリック国のイタリアでは、各都市ごとに、そこに何らかのゆかりがあって代々住民を守ってくれるといわれる「守護聖人」が決められています。

そして年に一度、その守護聖人に感謝する「聖人記念日」というのがあり、その日は、花火を上げたり屋台市場が立ったり等々、町中がお祭りムード一色に。

ミラノの場合は、毎年この日がオペラシーズン開幕の日と決まっていて、オペラ劇場のスカラ座は、世界中のオペラファンやドレスアップしたVIPで華やぎます。

そんな感じで、「聖人記念日」の日は、「イタリア全国的には平日だけど、対象となる都市だけは祝日」といった図式になる次第です。

その街にとっては大切な祝日なので、地元商店などは人出を見込んで開いていることが多いですが、会社関係はキホン臨時休業に・・・

なので、イタリアに仕事でいらっしゃる際は、いわゆる「国民の祝祭日」以外にも、訪問先都市の「守護聖人記念日」も念のためチェックされるコトをオススメします!

・・・って、まァその日に「ぶつかりそうな」時は、先方企業から案内があるかとは思いますが(^^;)御参考までに、イタリア主要都市の「守護聖人記念日」リストを以下。

4月25日 ヴェネツィア                               (聖マルコ)
6月24日 フィレンツェ、ジェノバ、トリノなど  (聖ジョバンニ)
6月29日 ローマ                                       (聖ピエトロ・パオロ)
9月19日 ナポリ                                       (聖ジェンナーロ)
10月4日 ボローニャ                                (聖ペトローニオ)
12月7日 ミラノ                                       (聖アンブロージオ)


2012/12/05

イタリアって、コンビニ・・・無いの??

↓日本ならどこに行ってもヨリドリミドリなんですが…↓

これも初めて日本からいらしたお客様によく訊かれる質問なのですが、その答は・・・「ハイ、キホン的にはありません、マル」

・・・とバサリと言われても、日本では空気のようにアタリマエなモノなのに「ななななぜだ!!」とナットクいかないですよね。

っていうか私も来た当初は同じリアクションでした(遠い目)。なのでその理由ですが、主に考えられるのは以下3点でしょうか。

(1)基本ニーズがない
要するに「これまで無しで生活できてきたんだから、別に今さら必要ないでしょ」という単純な理由ですね^^; わざわざ夜中に買出しに行かなくたって、昼間に済ませておけばいいじゃん…みたいな?

(2)治安がメチャ悪い
やっぱりコレが一番大きな理由だと思います。銀行や郵便局など、マジ日本の比じゃないくらい強盗事件が多いので、夜通し開けてるコンビニなんてもう「どうぞ襲ってください」といわんばかり(笑)

(3)組合が反対する
イタリアの場合、各業界ごとに組合がタテ割りになっていて、その発言力も強大。なので、「そんな時間外に社員を酷使して」とか「そんなアブナイ環境で働かせるなんて」など抵抗も大きいようです。

(4)夜勤レジ志願者が超少ない(多分)
イタリア人的にはやっぱり「夜は働かずに寝る(or自分の時間に使う)…というのが人間本来の姿!なのでいくら会社に言われたとしても、できることならやりたくない…」と思ってるコトが多い?

ただし(1)については、ミラノやローマなどの都会に限っていえば、必ずしも当てはまらない、というか、そういうニーズって実は結構あると思います。

タクシーやバスの運転手、病院勤務・道路清掃の人などなど、ちょっと考えただけでもイレギュラーな時間帯でシゴトをしている人がたくさんいますし。

また「モヴィーダ」と呼ばれる「夜遊び命!」な人達や夜中に到着する旅行者も多いですし、映画や劇がハネて外に出れば大抵0時前後になってますし。

それでもコンビニが一向に普及しないのは、やっぱり(2)の治安の悪さがネックでしょうね~なんてったってミラノは治安度全国ワースト2位ですから…↓

関連記事:
ミラノを数字で見てみると・・・? 2012年度版イタリア全国「生活の質」調査の結果から

ということで、イタリアでは数十年前の日本に戻ったつもりで(!?)お水やスナックなど、夜ほしくなりそうなモノは極力昼間に仕入れておくのが得策かと^^

ちなみに、ミラノ市内のスーパーの場合、最近は夜9時くらいまで開いている所が多いので、夕方アポ先からホテルに戻った後でも十分間に合いますよ。

(って日本じゃそんなの昔からアタリマエですが、イタリアではつい数年前までほとんどのスーパーが平日は19:30まで、日祝は完全定休だったんです~)

2012/12/03

ミラノの治安って、どの程度? 旅行者として最低限の注意点は…?

ミラノ中央駅構内。全旅行者の「鬼門」です(笑)

先回の記事「ミラノを数字で見てみると?」で、ミラノの場合、イタリア全107県の中でもとりわけ治安に関する数字が悪い…と書きました。

この調査では、治安に関して「空き巣」「強盗」「自動車盗難」「スリ・引ったくり」などの項目があり、ミラノはそのどれもが良くない、と・・・

中でも日本から来られる方の関心事?は「スリ・引ったくり」になるかと思いますが、残念ながら実際その類の被害はやはり多いです。

特にここ数年は外国からの不法移民が増える一方(アルバニア、ルーマニアなど)なので、むしろ状況は年々悪化している感じです。

ただ、不幸中の幸い?なのは、「いきなりピストルやナイフを突きつけられて」といった強硬手段で襲われるパターンは、これまで聞いてる限りではまだあまり無さそうなので、とりあえず「自分さえシッカリ気を引き締めていれば、基本的には被害を避けられる」ことですね。

自衛策としては、月並みかもしれませんが「大事な荷物は何があってもゼッタイ体から離さない」コト!!これは空港、駅、電車やバス・地下鉄の車内などはモチロンのこと、レストランやブティックの試着室、ホテルのフロントロビー(チェックイン・アウト時)なども同じです。

街中を歩く時も、「いかにも」なビジネスバッグは極力ホテルに置いておき、貴重品はできれば「シークレットポーチ」のようなモノで身に着けておくこと。男性に多い「ズボンのお尻ポケット」は、意外にも「知らぬ間に抜かれてた」話を結構聞くので、やめたおかれた方が安心かと…

あとは、知らない人から何か話しかけられても、基本ゼッタイ相手にしないコト!!空港なら白タク、乗り物の中ならスリや物乞い、あたりが相場ですので。あと街中で「後ろにスプレーついてますよ」とか、小さな子供も油断禁物。大抵がジプシーの盗み実行部隊ですから。

ジプシーといえば、ミラノはそこまで多くないんですが、やっぱり観光客の集まるドゥオモ近辺には出没します。子供や赤ちゃんを抱いた女性がワラワラと寄ってくるので、この時ばかりは「優しい日本人」を忘れて蹴散らす(笑)か、全力でその場を抜け出すのが身のためです^^;

2012/11/30

ミラノを数字で見てみると・・・? 2012年度版イタリア全国「生活の質」調査の結果から


ひとつ前の記事で、2012年度版「イタリア全国『住みやすさ』調査」の結果をもとに、特に面白そうな項目についてミラノの順位を抜き出してみました。

今回は、それぞれの項目について、具体的なデータをダダッと並べてみたいと思います。(「数字を知りたい」というお客様のリクエストが多いので ^^)

【ランキング上位の項目=良い面】
・一人当りGDP:                35,331ユーロ (1位/107県中)
・平均貯蓄額:                   35,800ユーロ (1位/同)
・平均年金受給額:            1,092ユーロ/月 (1位/同)
・高速ネット回線カバー率: 97% (1位/同)

【ランキング下位の項目=ダメな面】
・空巣件数:                        415件/10万人 (79位/同)
・詐欺被害件数:                 191件/10万人 (85位/同)
・離婚件数:                        75件/10万人 (95位/同)
・若年(25-30歳)大卒者数: 53人/若年10万人 (97位/同)
・飲食店軒数:                     433軒10万人 (99位/同)
・自動車盗難件数:              349件/10万人 (101位/同)
・強盗・スリ・ひったくり件数: 693件/10万人 (105位/同)
・人口密度:                        1,997人/平米  (106位/同)
・平均不動産価格:              4,850ユーロ/平米 (106位/同)

ちなみに、最後の「不動産価格」というのは、基本的に「アパート購入価格」という理解でいいようです。

以上、おヒマな折にでも?御覧いただければと・・・まーそれにしても治安関連の数字のヒドいコト(-_-;)

関連記事:
2012年度版イタリア全国「生活の質」調査結果が発表、ミラノのランキングは・・・?

2012/11/29

2012年度版イタリア全国「生活の質」調査結果が発表、ミラノのランキングは・・・?


「経済水準は最高、でも人々はあまり幸せでない。効率的で近代的、でも治安はサイアク」・・・これが「生活の質」に関する最新調査の結果、ミラノに下された評価を地元新聞がヒトコトでまとめた見出しです。

毎年、イタリア版日経新聞(=経済専門日刊紙)「Sole24ore」が今の時期に発表するこの調査。大きく分けて以下6つの項目に関して様々な統計データを掛け合わせ、イタリア全107県の順位を決めています。

(1)経済水準 (2)環境、健康 (3)ビジネス、仕事 (4)治安 (5)人口 (6)余暇

でまず「総合点」から見ると、ミラノ県の評価は全107県中17位。まーこんなモンかな、って感じ?でも一応、イタリアで「大都市圏」といわれる中ではこれでもトップなんだそうです。(よーするに上位県はほとんどが地方都市)

実際の調査結果では上記6項目を更に細かい指標に分けて採点してるのですが、全部あげていくとキリがないので(そこまで興味のあるヒトもいないと思うので^^)、個人的に面白いナと思ったモノを以下、抜き出してみました。

【ミラノの良かった点】
・経済力(「一人当りGDP」「平均貯蓄額」「平均年金受給額」すべて堂々の1位!)
・近代性(「高速通信網整備率」「医療サービス充実度」など)

経済力の部分はマア大方の予想通り、って感じですね。ただし、生活水準が高い分、当然?物価(とりわけ不動産価格)も全国ダントツの高さなんですが・・・

【ミラノのダメダメな点】
・「人口密度」(106位=ビリのナポリに次いで「混み合って」いる)
・「大卒者数」(97位=若者が勉強したがらない)
・「離婚件数」(95位=崩壊家庭多数)
・余暇事情(「書店数」「劇・音楽公演件数」「飲食店密度」「観光」など低評価多数)
・治安 (「自動車盗難」「ひったくり、強盗」、後者は107県中105位!=「あの」ナポリより危険、って…)

まー「ダメな点」の方もウスウスわかってはいましたが、とりわけ「治安」については、ここまで悪い数字を突きつけられるとさすがにちょっとショックでした・・・

あ、最後に、本調査の総合評価ベスト3&ワースト3は以下の通りです。案の定?ここでもイタリア特有の「南北格差」がミゴトなまでに出ちゃうという結果で。↓

【ベスト3=最も生活しやすい県】
1位:ボローニャ 2位:シエナ 3位:トレント(=すべて中北部)

【ワースト3=最も生活しにくい県】
107位:ターラント 106位:ブリンディジ 105位:カルタニセッタ (=すべて最南部)

以上、2012年度版・イタリア全国「生活の質」調査の結果でした。

参考リソース:"Qualita' della vita 2012 - La classifica del Sole 24 Ore"

2012/11/26

2015年ミラノ万博 中国正式参加「ようやく」決定の舞台裏にはアノ人が・・・!?


ハイ、この方です・・・

ひとつ前の記事で、「2015年ミラノ・エキスポへの中国出展が正式決定」というニュースについて書きました。

とはいえ、既に100カ国以上がとっくに出展表明を済ませている中、大国である中国がなんで今頃・・・?と、ちょっとフシギな感じがして、早速ネットでチェック。

すると案の定?こんな記事を発見。ナルホドこれだけ正式決定が遅れた背景には、やっぱりこんな「裏事情」があったワケですね~ということで、以下引用を・・・

【引用1】
”2015年にイタリア北部のミラノ市で開催予定の万国博覧会(万博)が窮地に陥っている。運営会社への出資金の10%を負担するはずだったミラノ県が財政難から事実上の撤退を表明したためだ。

さらにミラノ市がダライ・ラマ14世を名誉市民にすることに反発した中国政府が出展拒否の構えを見せ「泣きっ面に蜂」の様相となっている。・・・”

引用元:
日経電子版 「ミラノ万博、開催窮地 財政難で県が撤退表明」(2012/6/25)

【引用2】
”イタリア北部ミラノ市が21日、インドに亡命したチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に名誉市民の称号を授与する計画を中止することを決めた。中国側から圧力を受けたためという。

同紙によると、ミラノ市は26日に市を訪問するダライ・ラマに名誉市民称号を授与する予定だったが、中国の駐イタリア大使からピサピア市長宛てに、計画を受けてミラノとの関係を3年間停止するとの警告の手紙が届いた。

ミラノでは2015年に万博開催が予定されており、市長は中国が万博に参加しないことを示唆したと受け取り、中止を決めた。”

引用元:
47NEWS 「ダライ・ラマ、名誉市民授与中止 中国圧力でミラノ市」(2012/6/22)

まー確かに自国経済は落ち込みの一途、県からも出資を断られてただでさえ資金繰りがキビシイ中、人口13億の大国・中国から万博出展を断られたりした日にはモウ訪問者数的にも経済効果的にも大打撃なのは明らか。

そんな万博成功がかかった重大危機の前には、ダライ・ラマ14世への名誉市民称号もアッサリ撤回されちゃった、っていうのはカナーリ情けない気もしますが、いかんせん背に腹は替えられなかった、ってコトなんでしょうね。

それにしても、圧倒的な経済力をカタに相手の決定をもアッサリ曲げさせ、ついでに会場内「センター」までゲットしちゃう中国って、いったい・・・

でも「名誉市民称号」をドタンバで撤回したかわりに「ミラノの印鑑」なるモノでうまいこと取り繕っちゃったミラノ市も、実は結構イイ勝負?(笑)

関連記事:
2015年ミラノ万博、中国の正式参加決定で各国招致促進と経済効果に期待?!

2012/11/24

2015年ミラノ万博 中国の正式参加決定で各国招致促進と経済効果に期待?!


双方のアツ~イ鼻息が・・・

2015年に開催予定のミラノ万博(Milano Expo 2015)。

開幕まであと3年を切ったというのに、チマタ的にはほとんど話題になってない(=コレといった進展がない^^;)のですが、先日珍しく新聞のスミッコにニュース記事を発見。

内容は、中国がミラノ万博への出展を正式に決定、その調印式がローマで行われた・・・というモノ。もうとっくに決定済みかと思っていたのでチョット意外ではありました。

ま、とにかく日本の出展とは関係の無い話ですので、御興味のない方は一番下の「まとめ(?)」までサッサとワープしていただければと・・・(笑)それでは以下、要約を。↓

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2012年11月20日、ローマ外務省に於いて、中伊当局関係者立会いのもと、中国側が2015年ミラノ万博出展契約書に署名した。これにより、中国の万博参加が正式に決定したことになる。

中国パビリオンは、万博会場内のほぼ中心、「子供公園」すぐ横という極めて戦略的な位置に場所を与えられた。その面積は約4600平米におよび、万博参加国の中で2番目の広さとなる。

ちょうど図面真ん中の赤色部分=まさに万博会場の「センターポジション」!!↓


両国は今後、ミラノ万博成功に向けて連携を強化し、(1)万博開催期間中の中国人ビジター数100万人達成(2)両国間の貿易・産業交流・相互投資の飛躍的増大を目指す。

より具体的には、両国間の貿易総額について、現在(2011年度)の540億ドル(ちなみに前年比で+10.6%)を、2016年までには更に1000億ドルまで伸ばすことを目標としている。

イタリア側コメント(Giuseppe Sala ミラノ万博運営会社社長):

「中国は万博成功の鍵を握る重要な国。万博を通じて、中伊各企業間の交流を促進し、両国間の貿易関係をこれまで以上に強化したい。と同時に、今回の中国正式参加表明を弾みに、万博参加国数を現在の108カ国から最終的には130カ国まで伸ばしたい

イタリア側コメント(Marta Dassu' 外務次官):

「イタリアにとって、中国は極めて戦略的なパートナー。ミラノ万博が、中国にとってイタリアおよび欧州諸国に対して自国をより協力にアピールする機会となること、またそれによって、両国間の産業交流・相互投資が促進され、大勢の中国人が万博を訪れてくれることを願っている」

中国側コメント(Wang Jinzhen 中国館総責任者):

「ミラノ万博を通じて、開催国であるイタリアおよび参加各国と、特に農業・食分野における協力を推進したい。また先回の万博開催国として、ミラノ万博成功にむけてイタリアに最大限の協力をし、両国間の友好関係や貿易面での協力体制の更なる強化を図りたい」

中国側コメント(Ding Wei 駐伊中国大使):

「中国政府は、万博を通じて中伊関係が更なる発展を遂げるべく、積極的に参加する意向である。今後3年間で、中国はその経済力をさらに拡大し、より多くの中国ブランドが万博に参加できるようになると考えている。ミラノ万博が大きな成功を収めることを確信している」

参考リソース:
-"La Cina firma il contratto di partecipazione a Expo Milano 2015"
-"Expo 2015, anche la Cina tra i 108 Paesi dell'Esposizione di Milano"

----------------------------------------------------------

長くなってしまいましたが、以上です。ちなみに最後の双方コメント部分をかなり乱暴な?解釈でまとめてみると、こんな感じ?でしょうか・・・↓

イタリア側:
「もうこれ以上ない特等席をあげたんだから、その分ガンバって中国企業や万博訪問客をバンバン呼び込んで、イタリア経済にも万博にもタップリお金を落としてよね!!」

中国側:
「万博は、昨今停滞気味の対イタリア・対欧経済のテコ入れ&世界に向けて圧倒的なチャイナパワーを誇示する絶好のチャンス。とくと利用させてもらいまっせーフッフッフ」

てな感じで、双方のタダならぬ鼻息がビシビシ伝わってきますね~と同時に、「やっぱり最近は日本の存在感が薄れてきてるのかなあ…」ナンテ一抹の寂しさが。

マア経済面では現実「イケイケGo! Go!」の中国と比べたら仕方ないとしても、文化・技術などその他多くの分野ではまだまだ日本の強みもイッパイありますよね。

とりわけ今回のミラノ万博のテーマは「食」ということですし、日本が世界に誇れる食文化の奥深さなど、ぜひぜひ積極アピールしてホシイ!と影ながらエールを ^^

関連記事:
ミラノ万博(2015 MILANO EXPO)、テーマは「食」、はいいけれど…

2012/11/22

ホテルに預けたパスポート・「取り返し」のタイミング (昼間到着編)

ひとつ前の記事で、「夜遅くホテルにチェックインして、そのままパスポートを預けさせられた時は、翌朝フロントに寄って返してもらうといいですよー」と書きました。

これは、夜だと宿泊登録の作業ができる人がいなかったりして仕方がないから、ということだったんですが、もし夜遅くではなく、昼間~夕方の到着の際は、なるべくすぐに返してもらうことをオススメします。

イメージ的には、「チェックインを済ませて部屋に行って荷物を置いて、ついでに部屋の備品や水周りなどをひと通りチェックして、10~15分後くらいにフロントに戻って返してもらう」といった感じですね。

それかもしも「イヤ部屋に入ったらもう出かけるつもりもないし、疲れているから後で下に降りていくのもメンドーだ」という場合は、チェックイン時にすぐパスポートのコピーを取るように頼んでその場で返してもらう、というテもあります。

何を隠そう、私自身チェックイン後「どーせもー出かけないし」とIDカードをフロントに預けっぱなしにして、翌朝は出発のドタバタで返してもらうのをミゴトに忘れ、後からホテルに頼んで郵送してもらった…という「トラウマ」がありまして^^;

そんなトホホな体験をふまえて言わせていただければ、パスポートについては、到着直後で疲れていても、2~3分余計に待たされても、なるべくその場ですぐコピーを取って返してもらった方がより安全確実?かとは思います、ハイ。

あ、ちなみに「コピーお願いします」をイタリア語で言うと、

Fotocopia, per favore (フォトコーピア ペル ファヴォーレ)」

となります。ま、単に「コピープリーズ」でも全然モンダイないハズですが(笑)、このシチュエーション以外にも、訪問先の会社で急にコピーをお願いしなきゃいけない際とか、まァ、覚えておいて損はないかな?ということで、御参考までに…

2012/11/20

イタリアではホテル・チェックイン時にパスポート没収?!


先日「初めてイタリア出張にいらした」というお客様から、お会いして開口一番こんなことを訊かれました↓

「イヤー、昨日の夜ホテルに入ったんですが、チェックインの時にいきなりパスポートを出させられて、そのまま『没収』されちゃったんですよ。なんか心配になっちゃったんですけど、大丈夫ですかねえ・・・?」

ウーン確かに不安ですよね。パスポートって、外国では命の次に大事な貴重品ですから・・・でお答は…↓

ハイ(基本的には)大丈夫です。これはイタリアの場合、全宿泊者の記録(パスポートなどのID番号も含めて)を警察に提出することが法律で義務づけられているからで、決してアヤシイ人物と思われたからとかではありません^^

この決まりはイタリア人・外国人にかかわらず一律なんですが、イタリア人の場合は国が発行するIDカードを携帯しているのでそちらを、日本人のような外国人の場合はパスポートを身分証明として提示を求められることになる次第です。

ホテル側は預かったパスポートの番号や有効期限を書き写すだけなので、実際は5分もあればできてしまう作業なんですが、他の用事をしていてすぐにできない等々で「とりあえず」預かる形にしてしまう、というのが実際よくあるパターンで。

特に上のお客様のように夜遅く(23:00ごろ以降)チェックインすると、フロントにも夜勤専門の「留守番」的な人しかいないことが多く(特に地方都市やビジネスホテル)、結果的に翌朝メインのスタッフの人が交代で来るまでパスポートを預かられることになってしまうんですね。

まあ夜の間はコチラも身分証明を使うことはフツー無いでしょうから(笑)、そのままフロントに預けて、翌朝朝食などで降りてきた時(8時過ぎなら昼勤のスタッフに代わってるハズなので)、あるいは朝ホテルを出る前に忘れず返してもらう、というのがスムーズかと思います。

いずれにしても、チェックイン早々パスポートを「取り上げられる」のは、そんな理由ですので、御心配なく。

…と、そんな私の話を聞いたとあるお客様、「そっかー、でも泊まるたびに本名から身分証明までチェックされるなんて、なんか大変だねえ~」とヒトコト。

でそれをイタリア人に訳して伝えると、「ま、でもふたつ別々の部屋を取るとかすれば、ネ?」…って、あのー「大変」の意味、早トチリしてません?^^;

2012/10/26

おすすめドリンク・ちょっぴりマニアック編 - イタリア・バールの楽しみ方

↓コレがウワサの?マロッキーノ君

先回の記事では、イタリアのバールで注文オススメドリンクのうち、「カッフェ」「カップッチーノ」「カッフェー・マッキアート」といった一番ポピュラーなモノをあげてみました。

対して今回は、そこからチョッピリひねった?イチオシドリンクを2つほど御紹介したいと思います。

(1)マロッキーノ (Marocchino)

先回とりあげた「カッフェー・マッキアート(基本カッフェー+ふわふわミルク少々)」のバリエーションで、これにさらにチョコレートシロップがチョッピリ加わります。

バールでコレを頼むと、バリスタが大抵次のような手順で作ってくれます↓

基本カッフェー用デミタスよりホンのひと回りほど大きい透明ガラスのカップに、まずチョコレートシロップを少々、垂らすように入れる。

次にカッフェー(エスプレッソ)を機械で抽出して入れ、その上から暖めたふわふわミルクをカップぎりぎりまで静かに注いで出来上がり。

・・・のところもあれば、その上に更にココアパウダーをサッサッと振ってくれるところもあります。あと、ふわふわミルクの上に更に生クリームを入れて、「4層」にしてくれるところもあるようです。

いずれにしても、エスプレッソ本来の苦味・渋みとチョコレートシロップの適度な甘味の組合せが絶妙で、どちらの良さも消されることなくまろやかに融合したそのお味は、結構ヤミツキモノだと思います^^

まだ日本でもエスプレッソやカプチーノほどポピュラーじゃないですし、せっかくイタリアにいらした機会にぜひお試しになってはいかがでしょう?

カップも小さめなのでいつでも気楽に飲めますし、お値段もカッフェー(エスプレッソ)よりホンの少し高いだけなので、おトク感も嬉しかったりします ^^

ちなみに、「マロッキーノ」というミョーな?響きのコトバは、イタリア語で「モロッコ風の」という意味です。

でもモロッコにこんな飲み物は無いらしいので、どうやらドリンクの色がモロッコ人の肌の色を思わせる、というのが由来?・・・というイタリアンファンタジーの世界です(笑)

(2)スプレムータ (Spremuta)

オレンジやグレープフルーツなどの新鮮な柑橘類を、その場で絞って出してくれる、フレッシュジュースです。

お砂糖や水を足したりすることもなく、ホントにただ絞っただけなので、まさにそのまま果物を食べてる感じ。

旅行中って、どうしても新鮮な野菜や果物が不足がちですよね。特にイタリアの場合は、朝食にサラダが出てくることもまずないですし、ジュースがあったとしても、大抵パック入りのモノですし。

そういった意味では、一回で大体オレンジなら3個、グレープなら2個分くらいの新鮮な果汁がたっぷり飲めるこの「スプレムータ」、旅行中のお手軽なビタミン補給としてもとってもオススメです。

お値段の方は、フレッシュフルーツを使うということで確かに普通のカッフェやカプチーノなどと比べるとチョッピリ高めですが、それでもせいぜい4ユーロ前後なのでまァ許容範囲じゃないかと・・・

注文の仕方としては、「スプレムータ」とひと言だけでも通じますが、あともうちょっとリキがあるようでしたら、オレンジとグレープそれぞれ次のように言えばもうカンペキ?!ま、御参考程度に ^^

フレッシュオレンジジュース:
スプレムータ・ダランチャ (=Spremuta d'arancia)」

フレッシュグレープフルーツジュース:
スプレムータ・ディ・ポンペルモ (Spremuta di pompelmo)」

とりわけ冬の時期は、甘くて濃厚な味が特徴のイタリア産レッドオレンジ(果肉の真っ赤なオレンジ。「血のオレンジ」とも呼ばれてますね)が出回るので、オレンジのスプレムータがイチオシです!
↓こんな感じでホントに真っ赤

・・・と、またもや長くなってしまいましたが、以上、バールでのオススメドリンク「ちょっぴりマニアック(?)」編でした。

2012/10/22

おすすめドリンク・基本編 - イタリア・バールの楽しみ方

あつあつクリーミーなカプチーノ。
イタリアの朝にはまずコレ(と甘いパン)がなくては・・・

先回の記事で、「イタリアではBAR(バール)よいとこ、ぜひ一度はお試しを!」とオススメしました。

そこで今回は、実際にバールに行くとどんなモノが飲めるのか、ササッと御紹介したいと思います。といっても全てのドリンクを挙げていくとキリがないので、まずは「基本編」のドリンクから・・・

(1)カッフェ(Caffe')

まず、何はなくとも「カッフェ(Caffe')」、イタリアならではの濃厚で香り高いエスプレッソコーヒーですね。デミタスカップにホンのチョッピリ入ってきます。

とにかくイタリアではコーヒーといえばエスプレッソ。なので、バールなどでもヒトコト「カッフェ(Caffe')」といえば、自動的にエスプレッソが出てきます。

あと、普段コーヒーはブラックで、という方も多いと思うんですが、エスプレッソの場合はチョット(イタリア人はドサッ!ですが・・・)お砂糖を入れてあげると、より香り高くまろやかな風味が楽しめるような気がします。

ちなみに発音は、後ろの「フェ」の方にアクセントがきて「カッフェー」となります。

(2)カップッチーノ(Cappuccino)

上のカッフェに、暖めたクリーミーなミルクをたっぷり入れたもの。その分カッフェより大きなカップで出されます。

ミルクたっぷりで量もあるので、イタリア人がカプチーノを飲むのは朝(甘いパンと一緒に)、がキホンです。

発音は「チー」の部分にアクセント。あと、イタリアでは省略して「カップッチョ  (Cappuccio)」という人も多いです。

ちなみに、イタリアのバールではカプチーノにシナモン粉やスティックを頼んでもありません(^^;)ココアパウダーならかけてくれますが。

あと、ふわふわミルクの上にココアでアートな柄を描いてくれたりというのも、残念ながらほとんどありません。ブキッチョですから(笑)

(3)カッフェー・マッキアート(Caffe' Macchiato)

カッフェ(=エスプレッソ)のバリエーションのひとつで、上記(1)のカッフェに暖めたクリーミーなミルクをホンの少しだけ足して出されます。「ミニ・カプチーノ」みたいなイメージですね。

これだと少しミルクが入る分マイルドになるので、「エスプレッソじゃ苦すぎるけど、カプチーノじゃミルクが多すぎてカッフェの風味が楽しめない」といった人などにはドンピシャ♪

カップもカッフェと同じく小さなデミタスで出されるので、ササッと飲むにも向いていて、カプチーノは朝しか飲まないイタリア人も、これはお昼や夕食の後にも飲む人が多いです。

・・・と何だか思いのほか「語って」しまったので、その他のオススメドリンクはまた別記事で。

2012/10/21

イタリア人の心のフルサト!?イタリア・バール(BAR)の楽しみ方

(イタリアの街の光景には上の3文字が欠かせません 笑)

ひとつ前の記事の最後で「アポ先に早めに着いてしまった時は、近くのBAR(イタリア式カフェ)でチョット一服されてみては?」なんて、勝手にオススメしてました ^^;

でこの「BAR」、「バー」ではなく「バール」と発音します。どんな寒村(!)にも必ずあって、朝から夜まで老若男女、とにかく誰もが立ち寄る場所、といった感じです。

なので、お店によっては(特に田舎の場合)、タバコやバスの切符やトトカルチョ、さらには文房具やオミヤゲなども販売したり、とまあコンビニの無いイタリアではチョットしたコンビニ的存在ですね。

ちなみにイタリア人はみんな自宅や勤め先の近くに「マイバール」を持っていて、なじみのバリスタや他の常連さんと世間話に話を咲かせるのが日課(笑)あと置いてある新聞をタダ読みしたり ^^;

とにかく朝食にランチに夕方のアペリティフにと、いろんな形でバールを活用しているイタリア人を見ていると、本当にバールの存在が人生の一部、DNAに組み込まれてるんだろうなー、と思います。

(気候のいい時期には外にテーブルが置かれます)

それでは以下、イタリア式バールの使い方・基礎編(?)を、御参考までに・・・

まず中に入ると、バリスタ(バーマン)のいる大きな立ち飲み用カウンター、その横あたりにレジ、そしてお店によっては幾つかのテーブルが目に入ってくると思います。

座ってゆっくりする場合は日本式にお店の人が注文を取りに来てくれますが、「サッと立ち飲み」の場合は先払いが基本。なので、流れにすると次のような感じです。

--------------------------------------------------------
飲みたい物を(頭の中で)決める。
       ↓
レジ(CASSA「カッサ」)に行って
飲みたい物の名前を言い、その分のお金を払い、
レシート(SCONTRINO「スコントリーノ」)を受け取る。
       ↓
レジでもらったレシートを持ってカウンターに行き、
バリスタに飲みたい物の名前をもう一度言って注文する。
       ↓
バリスタがレシートをチェックした後、
ドリンクを作り始めるので、そのままカウンターで待つ。
       ↓
ドリンクが出てきたら立ったまま飲み、飲み終わったら
(できれば)「グラーツィエ(ありがとう)」と言って店を出る。
--------------------------------------------------------

・・・ナンテ文章にすると何だかメンドくさそうですが、しょせんは「ほしいドリンクにありつく」だけのコト、とにかくドリンク名さえ相手に伝われば、あとは何とかなっちゃいます ^^

立ち飲みスタイルなら注文してから店を出るまで10分もあれば足りますし、ホンの数ユーロでイタリア文化のエッセンスを体感?できる「バール」、ぜひ一度はお試しを!

2012/10/20

アポには「ニッコリ5分過ぎ」!? - イタリア人の時間感覚

                      街角の時計も、示す時刻はマチマチ。だって・・・「目安」ですから^^

一つ前の記事で、「イタリアのテレビ番組は、チットモ時間表通りに始まらない」「しかも、それをイカンと思ってるイタリア人も誰一人いない」というトリビアについて書いてみました。

ホントに新幹線のような高速列車が分刻みで運行され、テレビ番組も秒単位の進行がアタリマエの国民的にはありえない話なんですが、イタリアではマッタク万事がこの調子です。

電車やバスなどの乗り物も、テレビ番組同様、時刻表はあくまでも「目安」。10分、20分くらいの遅れくらいじゃアナウンスすらないですし、それに対して格別文句を言う人もなく・・・

映画やコンサートなどに行っても、日本のように開演時間ジャストに始まることはまずないのですが、周りのイタリア人は何事もなかったかのように楽しそうにおしゃべりを続けています。

こんなに時間にユル~イ国民性は、当然ビジネスの世界にも反映され、日本式にアポの時間よりチョット早めに到着すると、相手の担当者がまだ出社してきてない、なんてコトもしばしば。

あるいは、出社はしてたとしても、ミーティングのお膳立ての方がまだ全然できてなくてバタバタ大あわて、で結局その間こちらは受付などで待ちぼうけ、なんていうのもよくあるパターンです。

ですので、ココはお互いのストレスを減らすためにも(!?)「郷に入れば郷に従え」の精神で、イタリアの会社を訪れる際は、ぜひとも「ニッコリ5分過ぎ到着」をオススメしたいと思います!

あ、この「ニッコリ」も大切なポイントなんですよ~だって・・・上記の通り、イタリアでは何事も「予定時間よりチョイ遅れ」が社会的「慣習」ですから(^^;)こちらが慌てる必要は全くないわけで。

相手も当然そういうアタマで準備しているので、「チョイ遅れ」で来てもらった方がむしろ助かる、でこっちも無用に待たされることなく、お互いハッピーで「ニッコリ」といった図式でしょうか?!

とはいえ、初めての訪問先の場合は、どうしても時間に余裕を持って出るので(←とっても日本的気遣い^^)、アポの20~30分前には現地に着いてしまうことも多いと思います。

その場合は、もし近くにBar(カフェ)などがあれば、そこで美味しいエスプレッソでも飲みながらチョット時間をつぶしてあげる(←イタリア的気遣い?^^)といいかもしれませんネ。

2012/10/19

イタリアに「留守録」という言葉はありません(ン?) - イタリア人の時間感覚

こういう看板ニュース番組も、各局「さみだれ」状に・・・↓

先回の記事では、イタリアの「テレビ天気予報」や「お天気キャスター」にまつわるトリビアを取り上げてみました。

でそちらを書いてるうちに、もう一つ、イタリアならではの「ありえへんテレビ事情」を思い出しました。それは・・・

イタリアのテレビの場合、「各番組が正確に何時に始まるかは、実際始まってみるまでわからない(!)」という事実。

いえモチロン日本と同じように新聞のテレビ欄は丸々1ページ(か、最近は地デジ化でチャンネル数が増えたので2ページ以上のことも)割いて、番組別の時間もちゃんと載せてるんですよ。ただ日本と違うのは、それが単なる「目安」にすぎない、という点で・・・

つまり実際お目当ての番組があってテレビをつけたとしても、番組表の時間キッカリにはまず始まるコトがない ^^; 仕方ないので、見たくもない前番組やCMなどを横目に、しばらくそのまま放置してると、あッいつの間にか始まってた・・・みたいな感じですね。

しかもその「しばらく待つ」時間が、ホンの数分~30分以上まで、ミゴトにてんでバラバラ。また複数局で競ってニュースを流す時間帯などは、他局にフライングする形で、逆に予定時間より早く始まってしまったり、時報そのものも局によってバラバラだったり・・・

こんなアバウトな進行自体、「テレビ番組=すべてが秒単位で綿密に編成」という図式がアタリマエの国から来た人間的にはオドロキでしたが、「それじゃ困る」と思ってるイタリア人が誰一人いないという事実も、さらにコペルニクス的カルチャーショックだった次第です。

そんな調子なので、当然ながら「キッカリ留守録」なんて、あるハズもなく。まーイタリアのテレビ番組自体、クイズやリアリティーやトークショー等々、ほとんど中身がないモノばかり?なので、「留守録してでも見たい!」というニーズ自体が無いのかもしれませんが(笑)

2012/10/17

イタリアのテレビ天気予報は、「お天気お姉さん」ならぬ・・・?!

こんなキャスターの方が・・・(ちなみにコスプレではありません ^^;)↓

日本からいらしたお客様といろいろお話をしていると、「あのう・・・アレって、一体ナンなんですか・・・??」「一瞬ギョッとしたんですけど・・・」とよく訊かれることがあります。それは・・・

そう、イタリアのテレビで放送している「天気予報」についてです。

日本でテレビの天気予報と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは若くてキレイな女性キャスターですよね。モチロン場合によっては男性の気象予報士のコトもありますが、キホンはやっぱり「お天気お姉さん」。

ところがイタリアでは天気予報で登場するのは、そのほとんどがムクツケキ男性。しかも肩章・勲章ビッシリのイカツイ軍服に身を固めてイル!!いくら顔はニコヤカでも、これは確かに一瞬「ひるみ」ます。

でなぜそんなコトになってるかというと、イタリアの場合、天気予報を出す「イタリア気象局」という組織が、イタリア空軍に属する国家機関になるからなんですね。

日本も含め多くの国では「気象組織」といえば民間なのに、イタリアの場合はなぜか「歴史的経緯があって」軍の組織になってるんだそうです。(Wikipediaより)

-----御参考までに、イタリア気象局のイタリア語正式名称は、「Servizio Meteorologico dell'Aeronautica Militare(空軍気象部)」といいます。-----

なので、気象局の本部はモチロン空軍基地内!そこで解析された結果が、軍をはじめ民間航空・政府機関・マスメディアなどに配信される、というワケですね。

・・・とまあココまでわかれば、確かにバリバリの現役軍人さんがリッパな制服姿で「お天気オジサン」を勤めるのもナルホドとは思うんですが、やっぱりいまだに違和感が・・・

とはいえ、最近こそはフツーのスーツで「カムフラージュ」した軍人さんとか、男性ではなく若い女性軍人さん(でもやっぱり制服姿)が登場するパターンも増えてはいます。

でもって空軍司令本部で最先端技術を駆使・解析した産物のハズのTV天気予報、コレがまたなぜかあまり「当たらない」というのも、「フシギの国イタリア」な次第で(笑)

2012/10/16

2015年ミラノ万博(Milano Expo) テーマは「食」、はいいけれど…

「候補地」時代(左)と「決定後」(右)では、ロゴもガラッと変わっていたコトすらツユ知らず・・・↓
 

 国際博覧会ってありますよね、いわゆる「万博」または「エキスポ(EXPO)」。

2005年は愛知、2010年は上海でしたよね、で次回2015年のエキスポなんですが、実はミラノで開催だった!・・・って、御存知でした?

私は一応「ミラノに決定!」と数年前に騒がれたのは覚えてましたが、それ以降は、責任者がまた替わったとか、不正入札が発覚したとか、目にするのは後ろ向きなニュースばかり。

なので、果たしてその後ホントに万博計画が進んでいるかどうかもサッパリわからず、というか、大方のイタリア人同様(^^;)率直大して興味もないままフツーに生活しておりました。

それが先週、たまたま御縁あって万博関連のお仕事をさせていただく機会があり、少しずつながら計画が前進している事実を目の当たりにして、チョッピリ興味を惹かれた次第です。

(今はどう見ても「絵に描いたモチ」、どころかコレ一体どこの街?って感じですが 笑)↓

そこでこれをきっかけにミラノ万博(MILANO EXPO 2015)の概要を以下、ザザッとまとめてみました。↓
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会期: 2015年5月1日~10月31日

会場:ミラノ北西部郊外、現Rho-Fiera国際見本市会場隣接。

総面積:100万平米

見込来場者数:2000万人(=16万人/日)

参加見込国・国際機関数:130~150 (2012年10月12日時点で103ヶ国+2機関)

会期中開催イベント数:約7000(文化・音楽・演劇など)
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メインテーマは、「地球を養う、命のためのエネルギー」(Feeding the planet, energy for life)。

現在および未来への課題としての「食」について、文化・伝統・創造性・技術・革新などの観点からも深く掘り下げる。つまり、

単に各国の地元料理を紹介するだけでなく、

・アフリカの飢餓問題
・食料自給率の維持
・バイオテクノロジー
・GM(遺伝子組換)食品の是非
・食による健康増進、食育

など、様々な問題について取り上げる。
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ナルホド確かに「食」の面では世界的にも一目置かれている?イタリアで、「食」をテーマに万博を開催する、っていうのは、なかなかドンピシャというかイケてるアイデアだな~、と。

でも・・・

その一方で、実際の会場工事の方はというと、いちおう去年の10月28日からスタートしたらしいものの、まだ土地の造成がやっと終わったばかりで、基礎も何もない状態。

「会場内に張り巡らせる」という運河はモチロンのこと、会場内を十字型にクロスするメインストリート2本についても影も形もナシ。

仕方ないので、先週現地を訪れた各参加国視察団には、アドバルーンのような大きなフーセンを空中に飛ばして、「ココが十字路の交差点ですよ~」といって見せたそうです(笑)


先日の新聞でも、万博責任者が「「去年は図面を、今年は現場を見せた。来年はきっといくつかの建造物も見せられるだろう」と「胸を張ってた」とのことですが、一体どうなることやら…?!

さらに会場へのアクセスに関しても、「地下鉄、高速道路、鉄道などを新たに整備、パリからも鉄道で直行」という計画にいたっては、周り中のイタリア人も「ププッ」って感じです ^^;

とはいえ、何事も「ドロナワ」が信条?のイタリアのこと、最終的にはきっと大方の予想を裏切って(?)きっと何とか間に合わしちゃうんでしょうけど。

そんな次第で、これからあと2年半、2015ミラノ万博の「成長」を生暖かく見守りつつ、また何か面白い話などがあればコチラでレポしたいと思います~

参考リソース:
-ミラノ国際博覧会(2015年) - ウィキペディア
-2015年ミラノ万博、テーマは「食」 - 日本経済新聞(2010/09/07)

2012/10/15

「ミネラルウォーター」にまつわるイタリア語イロイロ


ボトルのデザインもバラエティに富んでます

前の記事では最後の方でチョット話がそれてしまいましたが、今回は「ミネラルウォーター」をイタリア語で何と言うのか、もしや御興味のある方用に以下、御紹介しておきたいと思います。
(太字の部分をちょっとオオゲサなくらい強めに発音すると、より「ぽく」なります^^)

(1)ガス入り(炭酸)ミネラルウォーター:

アックア (ミネラーレ) フリッザンテ」 (acqua minerale frizzante)
アックア (ミネラーレ) ガサータ」 (acqua minerale gassata)
アックア (ミネラーレ) コン ス」 (acqua minerale con gas)

(2)ガス無しミネラルウォーター(いわゆる日本式フツーの水):

アックア (ミネラーレ) ナトゥラーレ」 (acqua minerale naturale)
アックア (ミネラーレ) ン ガサータ」 (acqua minerale non gassata)
アックア (ミネラーレ) センツァ ス」 (acqua minerale senza gas)

・・・と、それぞれ3種類づつ挙げましたが、実際には「ガス入り」か「ガス無し」か御自分が飲む方の3つの単語のうち、一番覚えやすそうなモノを一つだけ覚えておかれれば十分かと思います。

なお「ミネラーレ」を括弧(カッコ)でくくったのは、イタリアの場合、外で「アックア(水)」といえばほぼ自動的にミネラルウォーターと理解してもらえるので省略してもオッケー、という意味でした。

あとは、もし余力?があれば、英語の「プリーズ」にあたる「ペル ファヴォーレ」(per favore)をつけて、「アックア ナトゥラーレ ル ファヴォーレ」(Acqua naturale, per favore)と言えればもうカンペキ!?

あともうひとつ、これもホンの御参考までに、ミネラルウォーターの「ボトル」はイタリア語で「ボッティリア」(bottiglia)と言います。

大抵どこのレストランでも大瓶(1リットル位)と小瓶(500cc)が用意してあるのですが、それぞれ以下のような呼び方になります。

大瓶:「ボッティリア グンデ」(bottiglia grande)
小瓶:「ボッティリア ピッコラ」(bottiglia piccola)

「グランデ」はスタバの「グランデ」と同じなので覚えやすい・・・かもしれませんね。

まーでも最近のイタリアは(少なくともミラノなどの都市部では)、まがりなりにも英語が通じる所が増えているので、あくまでもトリビア的読み流し情報ということで ^^

2012/10/13

ミネラルウォーター命!?なイタリア人 - イタリアの水事情

どこのスーパーにも広大な「水」コーナーが。

先回の記事で、「イタリアの水道水は飲んでも大丈夫」と書きました。

それじゃ実際イタリア人が日常生活で水道水を飲んでいるかというと・・・率直ほとんど飲んでなさそうな感じです  ^^;

レストランなどで水道水を頼む人はまずいないですし、自宅でもほとんどの人が1.5~2リットルの得用ボトルを常備。水道水はせいぜい薬を飲む時くらい?(それもミネラルウォーターの人も多いですし)という世にもミゴトな依存ぶりです。

そこで試しにネットでチャチャッとリサーチしてみたところ、こんな数字を発見↓

国民一人あたりの年間ミネラルウォーター消費量: 196リットル/年 (2010年)

コレって、全国民が毎日欠かさず500mlのボトルを飲んでる計算だとか。スゴッ!

ちなみにこの196リットルという消費量は、ヨーロッパでは堂々の1位!世界的にもナント3位のレベルなんだそうです。(御参考までに、世界1位はなぜか?メキシコ、2位はアラブ首長国連邦。砂漠国より多くのボトルウォーターを消費してるって、一体・・・?)

さらにビックリしたのは、この一人あたりの消費量、1980年の時点では47リットルだったというコト。つまりホンの30年ちょっとで約4倍!に増えたという計算です・・・

それじゃ、と周りのイタリア人に「ねー何でミネラルウォーターばっかり飲むワケ?」と尋ねてみると、ほとんどの人が「いや別に、何となく習慣で…」とムニャムニャ。

格別水道水に不信感を持ってる風でもなく、確かにネットの記事などを読んでいても、結局は「巧みなマーケティングの賜物」との分析がほとんどでした。

まア確かにとっても「おいしい」ビジネスみたいですし(笑)とはいえ、ここまで国民の嗜好を大きく変えてしまう水メーカーのマーケティング、オソルべし!?

追記(2012.10.18):
今日テレビのニュースで見たのですが、2012年現在、イタリア各家庭のミネラルウォーター購入金額は、一世帯あたり約300ユーロ/年(=25ユーロ/月)にのぼるそうです。

2012/10/12

イタリアの水道水って、飲めるの? - イタリアの水事情



「ホテルの水道水って、飲んでも大丈夫?」

こんな質問をよく日本からいらしたお客様にいただきます。とりわけ、インドや中国など、水事情の悪いといわれる国で超絶トラウマ体験をされた方ですね(笑)

なんでもこの辺の国では、歯磨きの水がチョット口に入っただけでお腹をこわすこともあるとか。当然そんな水で洗ってある生野菜のサラダなども御法度だそうで、アアおそろしや…

さすがにイタリアの場合はそんな心配はなく、基本的には日本同様キチンと消毒されてるので、ホテルの部屋でバスルームの水道水を飲んでも特に問題はありません。

ただし、一般的にイタリアの水はいわゆる「硬水」でカルキ(石灰分)が多く含まれているため、日本の軟水と比べると決して美味しいとはいえません。(私自身は鈍感なのか、そこまでマズイと思ったことはないのですが^^;)

また普段飲み慣れないタイプの水、という意味で、体質的に胃腸の弱い方や、疲れている時にガブ飲みしたりすると、お腹がビックリしてピーになっちゃうことも、場合によってはあるようです。

ということで、質問の答をもう一度まとめますと、

(1)
歯磨きや洗顔・シャワー、はたまた薬を飲むためにチョット、という程度ならモチロンのこと、もう少しまとまった量をコップで飲んでも、基本的には大丈夫。
(2)
ただし「今回は仕事で来てるし、そういった万が一の可能性も排除しておきたい」ということであれば、冷蔵庫のミネラルウォーターを飲んだ方がより万全。

といった感じでしょうか。

ちなみに(って、ご存知の方も多いかもしれませんが)、イタリアの場合、ミネラルウォーターにはガス入り(いわゆる「炭酸水」)とガス無しの2種類がありますので、冷蔵庫から取り出す時は御注意を。

見分ける目安としては、青っぽいラベルに「Frizzante」と入っているボトルがガス入り、ピンクっぽいラベルに「Naturale」と入っている方がガス無しの場合が多いです(以下ラベルの一例を・・・)。

 

ガス入り↑         ガス無し↑

もちろんメーカーによって例外(見分けのつきにくいラベル)もありますが、そこは運ということで ^^

2012/10/10

「Allora」 って、どんな意味?- 現地でよく耳にするイタリア語


イタリアにいらしたお客様に「あのー、○○って、どういう意味ですか・・・?」と頻繁に訊かれるイタリア語の単語というのがいくつかあります。

中でもダントツの「横綱」クラスが、本記事タイトルに入れた「Allora」。発音は「アッーラ」で、真ん中の「ロ」のところを強めに発音します。

こういうコトって、普段イタリア語にドップリ浸かって生活してるとつい鈍感になりがちなんですが、確かにそう言われて改めて注意してみると、仕事の席でもテレビでも、まーとにかくそこら中から聞こえてくるのなんのって(笑)

でこの「Allora」というコトバの意味なんですが、日常的には「それでは」、「さて」、「それなら」といった意味合いで、話の流れをちょっと変えたり仕切り直したい時などに使われます。英語で言えば「Well,」とか「Now,」みたいなイメージ?

例えば、

「来月またいらっしゃるんですね。でしたら、またその時にじっくり詳細を詰めましょう」とか、

「ここまでのところで御質問はないですね?それでは、次の議題に移りましょう」とか。

・・・と、ちょっと堅苦しい例文になっちゃいましたが、ようするにあまり、というかほとんど意味のない「間投詞(つなぎの言葉)」ってコトですね(^^;)

でもそれだけにもう、ホントに笑っちゃうくらいどこでも誰でも乱用してますので、イタリアにいらっしゃる機会がおありの際はぜひチョットしたお楽しみに!?

なんて書きながら、実は某通訳が一番連発してたりして・・・

以上、どうでもいいイタリア語トリビアでした。

2012/10/08

この一言がアナタを救う(カモ)!? - 知って便利な簡単イタリア語

先回の記事では「バチカン大聖堂の屋根で男が抗議、横断幕に『伊首相はうんざり』」というニュースについて取り上げました。

その際、横断幕に書かれたイタリア語の「抗議文」をオマケ的に転記したモノを文末に添えたのですが、そこに「BASTA」という単語が繰り返し使われていました。

この「BASTA」というコトバ、「BASTA MONTI」で「モンティ(首相)にはウンザリだ」と訳した通り、キホン的には「もう十分("enough")」という意味をもっています。

なので、例えばレストランなどでウェイターさんが料理を取り分けてサービスしてくれたりする際にも、こんな風に使われたりします↓

Basta, grazie」(もうその位でいいです)

つまり、お皿に取り分けてもらった量がもう十分なので、「それ以上盛らないで!」とストップをかけたい時ですね。

皆さんもお察しの通り、イタリアの食事はとにかく日本人的には量が多すぎ!!まァ最近こそ都会のミラノなどでは「比較的」リーズナブルな量で出してくるところも増えてはいますが、地方都市では未だにトンデモない量がデフォルトの場合が多いです。

モチロンどうしても食べ切れなければ残しても失礼には当たらないのですが、もともと胃袋のサイズが全然違うイタリア人のコト、時には「味は好きだけど量が多すぎて・・・」というロジックが理解してもらえず、チョッピリ気まずい雰囲気になってしまうことも。

だからといってその場は無理してがんばって食べちゃったりすると、今度は後で自分がキモチ悪くなったり、お腹をこわしてしまったり。で翌日のミーティングではフラフラヘロヘロ、肝心の仕事に集中できず・・・なんてなった日には目も当てられませんよね。

そんな苦しい事態をぜひとも避けるためにも、この「BASTA」という魔法のコトバ(?)を覚えておかれることを心よりオススメします !

上には「ありがとう」の「Grazie」を添えて「Basta, grazie」とより丁寧な形にしていますが、「Basta」だけでも意味は通じます。

発音もカンタンで、字面のまんま「バスタ」でオッケー。ただし「Grazie」の方は、「グラーチェ」よりも「グラツィエ」と言った方が、より「ぽく」聞こえます。御参考までに ^^

ということで、お食事前には

Basta, grazie」(バスタ、グラツィエ

の復唱をぜひお忘れなく!?

あ、ちなみに「応用編」としては、「Basta, basta!」(バスタ、バスタ)というのもあります。

「Basta, grazie」と一度言っても、相手が聞こえなかったのか、コッチが遠慮してると思ってるのか、そのまま盛り付けをやめてくれない時用ですね。(コレが結構あるんです・・・)

2012/10/06

フツーの庶民?がバチカンの円屋根で抗議 - ユーロ危機の深刻度


先回の記事で「イタリアの失業率」について書きましたが、その矢先、ちょうどタイムリーに?こんなニュースが飛び込んできました↓

”バチカン大聖堂の屋根で男が抗議、横断幕に「伊首相はうんざり」(ロイター)”

ごくごくザックリ要約すると、地方で小さな海の家を営む男性が、モンティ伊首相やEUの推し進める構造改革と増税の嵐に圧迫され、「もーガマンの限界だ、やっとられん!」と、バチカン大聖堂の丸屋根によじ登って決死の抗議をした、という話です。

まァ「決死」といっても実際には警察などの説得で24時間後にはアッサリ降りてきちゃったらしいですが(笑)、今回は抗議の張本人が過激派とかのいわゆる「イッちゃった」系の人ではなく、ごくフツーの一事業者だった点がミョーに印象的でした。

長引く経済危機によって、モロに職を失う「雇われる側」の人達だけでなく、「雇う側」の経営者や零細事業主の人達もこれまでになく追い詰められてるなー、といった切迫感が今回のニュースからも伝わってきて、何とも身につまされます。。。

ちなみに、円屋根に広げられた抗議の垂れ幕には一体何と書かれていたのか、もしかして気になった方もいるかもしれないので(いないかな?^^;)、御参考までに以下、原文(一部)と対訳を↓

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BASTA MONTI (バスタ モンティ):
モンティ(首相)には、もうウンザリだ

BASTA EUROPA (バスタ エウローパ):
EU(欧州連合)にも、もうウンザリだ

BASTA MULTINAZIONALI (バスタ ムルティナツィオナーリ):
多国籍(グローバル)企業にも、もうウンザリだ

CI STANNO AMMAZZANDO TUTTI :
このままいったら皆死んじまう
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ウームこりゃ相当煮詰まってますね・・・

とりわけイタリアの場合は、従業員9名以下の企業が全産業の97%以上を占めるという構造上、今回のお騒がせ男性のような零細事業者の皆さんには何とかこの危機を持ちこたえて、イタリア経済を縁の下から支え続けてホシイなーと思います。ということで、

「フォルツァ(=ガンバレ)イタリアの零細企業!!」

2012/10/05

イタリアの失業率って、どのくらい?

「我々にLAVORO(仕事)を!」

先回の記事で「イタリアの平均賃金」を取り上げたので、統計ついでに(?)もう一つ、「よくある質問」横綱級(!)の「失業率」について調べてみました。

以下、2つのWEB記事をまとめた内容です。↓

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イタリア政府中央統計局のデータによると、
イタリアの失業者総数は2,744,000人、
失業率にすると10.7%。(2012年8月時点)

この数字は前年同期比で2.3%の上昇となり、
2004年以来最悪の水準。

若年層(15-24歳)の失業率はとりわけ深刻で、
35.3%という高水準。(=618,000人)。

またイタリアは南北間の経済格差が大きいため、
南部若年(15-24歳)女性だけを対象に絞った場合、
失業率は48%(二人に一人!)にも達する。

もう一つの傾向は、非正規労働者の増加。
今年第2四半期の時点で250万人、
パート労働者を加えると300万人に達し、
こちらも統計史上最も高水準。

ユーロ圏(加盟27カ国)全体で見た場合、
失業者数約3500万人、失業率が11.4%

こちらもユーロ導入以来最悪の数字で、
やはりギリシャとスペインの影響が大きい。

ちなみにギリシャとスペインの失業率は、
それぞれ25.1%と24.1%。

元記事:
-"Disoccupazione 2012: in Europa e all'11,4%"
-"Istat, disoccupazione record nel 2012 - Dal '99 non avevamo un dato cosi negativo"
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といった感じです。

ウ~ン、ある程度わかってはいましたが、こうやって改めて数字を突きつけられると、改めて暗ーいキモチになってきます・・・とりわけ、

(1)南北間の失業率の開き  ←南北間の経済格差
(=北部にばかり経済活動が集中し、南部には何も産業がない)

(2)非正規労働者の増加  ←硬直的な雇用制度
(=組合が強く、ひとたび正規採用するとよっぽどのことがない限り解雇できない)

といったイタリアが昔からずーっと抱えている構造的問題をモロに反映しているのが気になりました。

実際、自分の周りを見回してみても、若い人はコールセンターでパートのオペレーターをしてるといったパターンがほとんど。それでもミラノのような北では仕事にありつけるだけマシなのかもしれませんが。

さてこれらの数字、来年はどうなるのでしょうか・・・!?まぁ劇的な改善は難しいにしても、せめて「記録更新」が止まってくれることを祈って。

2012/10/04

イタリア人の平均月収って、どのくらい?


ビジネス通訳をしていて日本のお客様によく訊かれる質問トップ10の中に、「イタリアの平均賃金って、一体どのくらい?」というのがあります。

その度に「そうですねえ、業種や役職によっても全然違いますし、ゴニョゴニョ・・・(でもそれって日本も同じですよね多分^^;)」なんて調子でおよその見当で数字をお出ししてお茶を濁しておりました・・・

でも偶然にもつい先日また同じ質問をお客様からいただき、「よーしせっかくブログも立ち上げたことだし、このあたりでひとつマジメに?調べてみるか!」と、今更ながら思い立った次第です。

でネットでいろいろ探したところ、以下の記事が見つかったので、とりあえず日本語に要約してみました。

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「イタリア人の平均月収は1300ユーロ以下、新規採用時はわずか900ユーロ」
2012年5月28日付「Il Sole 24ore」(イタリア版日経新聞)サイトより
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(1)
2010年度イタリア政府中央統計局データによると、
イタリア人の平均手取り月収は1286ユーロ

(2)
特徴としては男女差が非常に大きく、
男性のみの平均が1407ユーロなのに対し、
女性のみの平均は1131ユーロ。

(3)
ついでに外国人の場合は更に低水準で、
973ユーロどまり(=イタリア人平均の-24%)。

(4)
もう一つの特徴は、勤続年数によって
給与レベルに大きな開きがあること。

新規採用時は900ユーロ以下で始まり、
勤続3-5年でもまだ1000ユーロ、
勤続20年でようやく1300ユーロに達する。

元記事:
"Lo stipendio medio netto degli italiani non supera i 1300 euro, ai neoassunti solo 900"
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・・・だそうです。

ただし実際には、上記の月収にプラス1-2ヶ月分が日本のボーナスのような形で年末に出される場合も多く、業種によっては他にもプラスのベネフィットがあるようなので、「年収」ということで見ればもう少し多くなりますね。

でもそういったベネフィットを含めたとしても、もう一つの別記事によれば、この平均水準って、ナント全EU加盟国中スロバキア、マルタ、スロベニア、ポルトガルに次いで「ビリから5番目」なんだそうです(=あのギリシャやスペインにも負けてイル!)。

元記事:
"Stipendi: i dipendenti italiani guadagnano meno di greci e spagnoli."

ホントに地方都市ならまだしも、東京とさして物価の変わらないミラノなどの都会では一体みなさんどうやって暮らしているのか、個人的にはずーーーっと「イタリア7不思議」のひとつだったのですが、ウーンますますわからなくなりました。。。

2012/10/03

ごあいさつ

はじめまして。「ツーヤクA」と申します。 

イタリアをベースにして早20年以上(自分で書いてビックリ…)、
ミラノをはじめイタリア北部・中部をメインに
ビジネス関連通訳として活動しています。 

その間、日本・イタリアを問わず(時には他の国からも)
本当に様々な分野の方々とお会いして、
多くの学びや発見・感動をいただきました。 

そんな経験をもとに、これまでお世話になった
多くの皆様への感謝のキモチを込めつつ、
今回ブログを立ち上げることにした次第です。 

イタリア事情全般・最新ニュースやイタリア人の習慣、
そして通訳中の面白エピソードや通訳業の舞台裏(?)なども交えながら
ポチポチ綴っていきたいと思っています。 

既にイタリアとビジネスをされているorこれから始めようと思っている、
はたまた近々出張などで(出張じゃなくても)
イタリアを訪れる御予定がある方などに
チョットでも「へ~!」と思っていただけたりお役に立つコトがあれば、
こんなに嬉しいことはありません。 

それではいつまで続くかわかりませんが、
まずはよろしくお願いいたします ^^