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2012/11/20

イタリアではホテル・チェックイン時にパスポート没収?!


先日「初めてイタリア出張にいらした」というお客様から、お会いして開口一番こんなことを訊かれました↓

「イヤー、昨日の夜ホテルに入ったんですが、チェックインの時にいきなりパスポートを出させられて、そのまま『没収』されちゃったんですよ。なんか心配になっちゃったんですけど、大丈夫ですかねえ・・・?」

ウーン確かに不安ですよね。パスポートって、外国では命の次に大事な貴重品ですから・・・でお答は…↓

ハイ(基本的には)大丈夫です。これはイタリアの場合、全宿泊者の記録(パスポートなどのID番号も含めて)を警察に提出することが法律で義務づけられているからで、決してアヤシイ人物と思われたからとかではありません^^

この決まりはイタリア人・外国人にかかわらず一律なんですが、イタリア人の場合は国が発行するIDカードを携帯しているのでそちらを、日本人のような外国人の場合はパスポートを身分証明として提示を求められることになる次第です。

ホテル側は預かったパスポートの番号や有効期限を書き写すだけなので、実際は5分もあればできてしまう作業なんですが、他の用事をしていてすぐにできない等々で「とりあえず」預かる形にしてしまう、というのが実際よくあるパターンで。

特に上のお客様のように夜遅く(23:00ごろ以降)チェックインすると、フロントにも夜勤専門の「留守番」的な人しかいないことが多く(特に地方都市やビジネスホテル)、結果的に翌朝メインのスタッフの人が交代で来るまでパスポートを預かられることになってしまうんですね。

まあ夜の間はコチラも身分証明を使うことはフツー無いでしょうから(笑)、そのままフロントに預けて、翌朝朝食などで降りてきた時(8時過ぎなら昼勤のスタッフに代わってるハズなので)、あるいは朝ホテルを出る前に忘れず返してもらう、というのがスムーズかと思います。

いずれにしても、チェックイン早々パスポートを「取り上げられる」のは、そんな理由ですので、御心配なく。

…と、そんな私の話を聞いたとあるお客様、「そっかー、でも泊まるたびに本名から身分証明までチェックされるなんて、なんか大変だねえ~」とヒトコト。

でそれをイタリア人に訳して伝えると、「ま、でもふたつ別々の部屋を取るとかすれば、ネ?」…って、あのー「大変」の意味、早トチリしてません?^^;

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