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2012/10/26

おすすめドリンク・ちょっぴりマニアック編 - イタリア・バールの楽しみ方

↓コレがウワサの?マロッキーノ君

先回の記事では、イタリアのバールで注文オススメドリンクのうち、「カッフェ」「カップッチーノ」「カッフェー・マッキアート」といった一番ポピュラーなモノをあげてみました。

対して今回は、そこからチョッピリひねった?イチオシドリンクを2つほど御紹介したいと思います。

(1)マロッキーノ (Marocchino)

先回とりあげた「カッフェー・マッキアート(基本カッフェー+ふわふわミルク少々)」のバリエーションで、これにさらにチョコレートシロップがチョッピリ加わります。

バールでコレを頼むと、バリスタが大抵次のような手順で作ってくれます↓

基本カッフェー用デミタスよりホンのひと回りほど大きい透明ガラスのカップに、まずチョコレートシロップを少々、垂らすように入れる。

次にカッフェー(エスプレッソ)を機械で抽出して入れ、その上から暖めたふわふわミルクをカップぎりぎりまで静かに注いで出来上がり。

・・・のところもあれば、その上に更にココアパウダーをサッサッと振ってくれるところもあります。あと、ふわふわミルクの上に更に生クリームを入れて、「4層」にしてくれるところもあるようです。

いずれにしても、エスプレッソ本来の苦味・渋みとチョコレートシロップの適度な甘味の組合せが絶妙で、どちらの良さも消されることなくまろやかに融合したそのお味は、結構ヤミツキモノだと思います^^

まだ日本でもエスプレッソやカプチーノほどポピュラーじゃないですし、せっかくイタリアにいらした機会にぜひお試しになってはいかがでしょう?

カップも小さめなのでいつでも気楽に飲めますし、お値段もカッフェー(エスプレッソ)よりホンの少し高いだけなので、おトク感も嬉しかったりします ^^

ちなみに、「マロッキーノ」というミョーな?響きのコトバは、イタリア語で「モロッコ風の」という意味です。

でもモロッコにこんな飲み物は無いらしいので、どうやらドリンクの色がモロッコ人の肌の色を思わせる、というのが由来?・・・というイタリアンファンタジーの世界です(笑)

(2)スプレムータ (Spremuta)

オレンジやグレープフルーツなどの新鮮な柑橘類を、その場で絞って出してくれる、フレッシュジュースです。

お砂糖や水を足したりすることもなく、ホントにただ絞っただけなので、まさにそのまま果物を食べてる感じ。

旅行中って、どうしても新鮮な野菜や果物が不足がちですよね。特にイタリアの場合は、朝食にサラダが出てくることもまずないですし、ジュースがあったとしても、大抵パック入りのモノですし。

そういった意味では、一回で大体オレンジなら3個、グレープなら2個分くらいの新鮮な果汁がたっぷり飲めるこの「スプレムータ」、旅行中のお手軽なビタミン補給としてもとってもオススメです。

お値段の方は、フレッシュフルーツを使うということで確かに普通のカッフェやカプチーノなどと比べるとチョッピリ高めですが、それでもせいぜい4ユーロ前後なのでまァ許容範囲じゃないかと・・・

注文の仕方としては、「スプレムータ」とひと言だけでも通じますが、あともうちょっとリキがあるようでしたら、オレンジとグレープそれぞれ次のように言えばもうカンペキ?!ま、御参考程度に ^^

フレッシュオレンジジュース:
スプレムータ・ダランチャ (=Spremuta d'arancia)」

フレッシュグレープフルーツジュース:
スプレムータ・ディ・ポンペルモ (Spremuta di pompelmo)」

とりわけ冬の時期は、甘くて濃厚な味が特徴のイタリア産レッドオレンジ(果肉の真っ赤なオレンジ。「血のオレンジ」とも呼ばれてますね)が出回るので、オレンジのスプレムータがイチオシです!
↓こんな感じでホントに真っ赤

・・・と、またもや長くなってしまいましたが、以上、バールでのオススメドリンク「ちょっぴりマニアック(?)」編でした。

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