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2012/12/14

イタリアも「冬のボーナス」シーズン到来、クリスマスムードに拍車(・・・か?!)



早いもので12月ももう半ば、カトリック国イタリアの最大イベントであるクリスマスまであと2週間を切り、街中が日に日にせわしなくなってくるのを肌で感じます。

ホントにイタリア人にとってクリスマスはちょうど私たち日本人にとってのお正月と同じくらい大切な日。なので、当日のお料理はモチロンのこと、家族や恋人のためのプレゼント選びはモウ、真剣そのもの。仕事なんて目じゃないレベルです(笑)

こういうウィンドーにピッタリ張り付いて・・・

さらに見栄っ張りなイタリア人のコト、不況で実入りが少なくても大事な人にはそれなりのプレゼントを、との思いも強いよう。でもそうなると当然出費がイタイ・・・と何かと物入りな今の時期、多くの人が心待ちにしているのが「冬のボーナス」です。

とはいえ、日本のボーナスみたいに「お給料○ヶ月分」なんてタップリもらえるモノではなく、基本はどの会社も1ヶ月分。要するに、会社側は1ヶ月分相当を「13ヶ月目」という名目で社員に支給することを法律で義務づけられているんだそうです。

加えて人によっては「夏のボーナス」時期に「14ヶ月目」も支給されるそうですが、これは法律上の義務はなく、あくまでも個別の労働契約ベース、ということで、当然この御時勢ではカットの会社が増えてるようです。。

でも日本では夏・冬問わず会社側にボーナス支給の「義務は無い」とのお話で、ヘタすればボーナスゼロの場合もあるコトを考えると、1ヶ月分だけでも確実にもらえるイタリアの方が手厚いといえるかもしれませんね。

ちなみに「1ヶ月分」ということで、以前の記事で取り上げた「イタリア人の平均月給」からも見当はつきますが、ネットで見つけた統計によると、今年の職種別「13ヶ月目」平均支給額は、以下の通りとのことでした。↓

ブルーカラー(専門工): 1227ユーロ
ホワイトカラー(一般事務職): 1379ユーロ
ホワイトカラー(中間管理職): 2529ユーロ

参考リソース:
"Detassazione tredicesime 2012 contro l’inflazione" (PMI.it)

ただし、今年はモンティ政権下の緊縮政策により新たに固定資産税が導入、その支払期限がちょうど今月の17日・・・ということで、せっかくの「13ヶ月目」も、そっちで消えてしまう分が多いようです。

そんなこともあり、今年のクリスマスはジュエリー・服飾などのゼイタク品よりも「食品・ワイン」や「ITグッズ」など、より実用的なモノを選ぶ人が急増中とか。さすがのイタリア人も「見栄より団子」? ^^;

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