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2012/10/20

アポには「ニッコリ5分過ぎ」!? - イタリア人の時間感覚

                      街角の時計も、示す時刻はマチマチ。だって・・・「目安」ですから^^

一つ前の記事で、「イタリアのテレビ番組は、チットモ時間表通りに始まらない」「しかも、それをイカンと思ってるイタリア人も誰一人いない」というトリビアについて書いてみました。

ホントに新幹線のような高速列車が分刻みで運行され、テレビ番組も秒単位の進行がアタリマエの国民的にはありえない話なんですが、イタリアではマッタク万事がこの調子です。

電車やバスなどの乗り物も、テレビ番組同様、時刻表はあくまでも「目安」。10分、20分くらいの遅れくらいじゃアナウンスすらないですし、それに対して格別文句を言う人もなく・・・

映画やコンサートなどに行っても、日本のように開演時間ジャストに始まることはまずないのですが、周りのイタリア人は何事もなかったかのように楽しそうにおしゃべりを続けています。

こんなに時間にユル~イ国民性は、当然ビジネスの世界にも反映され、日本式にアポの時間よりチョット早めに到着すると、相手の担当者がまだ出社してきてない、なんてコトもしばしば。

あるいは、出社はしてたとしても、ミーティングのお膳立ての方がまだ全然できてなくてバタバタ大あわて、で結局その間こちらは受付などで待ちぼうけ、なんていうのもよくあるパターンです。

ですので、ココはお互いのストレスを減らすためにも(!?)「郷に入れば郷に従え」の精神で、イタリアの会社を訪れる際は、ぜひとも「ニッコリ5分過ぎ到着」をオススメしたいと思います!

あ、この「ニッコリ」も大切なポイントなんですよ~だって・・・上記の通り、イタリアでは何事も「予定時間よりチョイ遅れ」が社会的「慣習」ですから(^^;)こちらが慌てる必要は全くないわけで。

相手も当然そういうアタマで準備しているので、「チョイ遅れ」で来てもらった方がむしろ助かる、でこっちも無用に待たされることなく、お互いハッピーで「ニッコリ」といった図式でしょうか?!

とはいえ、初めての訪問先の場合は、どうしても時間に余裕を持って出るので(←とっても日本的気遣い^^)、アポの20~30分前には現地に着いてしまうことも多いと思います。

その場合は、もし近くにBar(カフェ)などがあれば、そこで美味しいエスプレッソでも飲みながらチョット時間をつぶしてあげる(←イタリア的気遣い?^^)といいかもしれませんネ。

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