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2012/10/19

イタリアに「留守録」という言葉はありません(ン?) - イタリア人の時間感覚

こういう看板ニュース番組も、各局「さみだれ」状に・・・↓

先回の記事では、イタリアの「テレビ天気予報」や「お天気キャスター」にまつわるトリビアを取り上げてみました。

でそちらを書いてるうちに、もう一つ、イタリアならではの「ありえへんテレビ事情」を思い出しました。それは・・・

イタリアのテレビの場合、「各番組が正確に何時に始まるかは、実際始まってみるまでわからない(!)」という事実。

いえモチロン日本と同じように新聞のテレビ欄は丸々1ページ(か、最近は地デジ化でチャンネル数が増えたので2ページ以上のことも)割いて、番組別の時間もちゃんと載せてるんですよ。ただ日本と違うのは、それが単なる「目安」にすぎない、という点で・・・

つまり実際お目当ての番組があってテレビをつけたとしても、番組表の時間キッカリにはまず始まるコトがない ^^; 仕方ないので、見たくもない前番組やCMなどを横目に、しばらくそのまま放置してると、あッいつの間にか始まってた・・・みたいな感じですね。

しかもその「しばらく待つ」時間が、ホンの数分~30分以上まで、ミゴトにてんでバラバラ。また複数局で競ってニュースを流す時間帯などは、他局にフライングする形で、逆に予定時間より早く始まってしまったり、時報そのものも局によってバラバラだったり・・・

こんなアバウトな進行自体、「テレビ番組=すべてが秒単位で綿密に編成」という図式がアタリマエの国から来た人間的にはオドロキでしたが、「それじゃ困る」と思ってるイタリア人が誰一人いないという事実も、さらにコペルニクス的カルチャーショックだった次第です。

そんな調子なので、当然ながら「キッカリ留守録」なんて、あるハズもなく。まーイタリアのテレビ番組自体、クイズやリアリティーやトークショー等々、ほとんど中身がないモノばかり?なので、「留守録してでも見たい!」というニーズ自体が無いのかもしれませんが(笑)

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