どこのスーパーにも広大な「水」コーナーが。
それじゃ実際イタリア人が日常生活で水道水を飲んでいるかというと・・・率直ほとんど飲んでなさそうな感じです ^^;
レストランなどで水道水を頼む人はまずいないですし、自宅でもほとんどの人が1.5~2リットルの得用ボトルを常備。水道水はせいぜい薬を飲む時くらい?(それもミネラルウォーターの人も多いですし)という世にもミゴトな依存ぶりです。
そこで試しにネットでチャチャッとリサーチしてみたところ、こんな数字を発見↓
国民一人あたりの年間ミネラルウォーター消費量: 196リットル/年 (2010年)
コレって、全国民が毎日欠かさず500mlのボトルを飲んでる計算だとか。スゴッ!
ちなみにこの196リットルという消費量は、ヨーロッパでは堂々の1位!世界的にもナント3位のレベルなんだそうです。(御参考までに、世界1位はなぜか?メキシコ、2位はアラブ首長国連邦。砂漠国より多くのボトルウォーターを消費してるって、一体・・・?)
さらにビックリしたのは、この一人あたりの消費量、1980年の時点では47リットルだったというコト。つまりホンの30年ちょっとで約4倍!に増えたという計算です・・・
それじゃ、と周りのイタリア人に「ねー何でミネラルウォーターばっかり飲むワケ?」と尋ねてみると、ほとんどの人が「いや別に、何となく習慣で…」とムニャムニャ。
格別水道水に不信感を持ってる風でもなく、確かにネットの記事などを読んでいても、結局は「巧みなマーケティングの賜物」との分析がほとんどでした。
まア確かにとっても「おいしい」ビジネスみたいですし(笑)とはいえ、ここまで国民の嗜好を大きく変えてしまう水メーカーのマーケティング、オソルべし!?
追記(2012.10.18):
今日テレビのニュースで見たのですが、2012年現在、イタリア各家庭のミネラルウォーター購入金額は、一世帯あたり約300ユーロ/年(=25ユーロ/月)にのぼるそうです。
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