「候補地」時代(左)と「決定後」(右)では、ロゴもガラッと変わっていたコトすらツユ知らず・・・↓
2005年は愛知、2010年は上海でしたよね、で次回2015年のエキスポなんですが、実はミラノで開催だった!・・・って、御存知でした?
私は一応「ミラノに決定!」と数年前に騒がれたのは覚えてましたが、それ以降は、責任者がまた替わったとか、不正入札が発覚したとか、目にするのは後ろ向きなニュースばかり。
なので、果たしてその後ホントに万博計画が進んでいるかどうかもサッパリわからず、というか、大方のイタリア人同様(^^;)率直大して興味もないままフツーに生活しておりました。
それが先週、たまたま御縁あって万博関連のお仕事をさせていただく機会があり、少しずつながら計画が前進している事実を目の当たりにして、チョッピリ興味を惹かれた次第です。
(今はどう見ても「絵に描いたモチ」、どころかコレ一体どこの街?って感じですが 笑)↓
そこでこれをきっかけにミラノ万博(MILANO EXPO 2015)の概要を以下、ザザッとまとめてみました。↓
会期: 2015年5月1日~10月31日
会場:ミラノ北西部郊外、現Rho-Fiera国際見本市会場隣接。
総面積:100万平米
見込来場者数:2000万人(=16万人/日)
参加見込国・国際機関数:130~150 (2012年10月12日時点で103ヶ国+2機関)
会期中開催イベント数:約7000(文化・音楽・演劇など)
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メインテーマは、「地球を養う、命のためのエネルギー」(Feeding the planet, energy for life)。
現在および未来への課題としての「食」について、文化・伝統・創造性・技術・革新などの観点からも深く掘り下げる。つまり、
単に各国の地元料理を紹介するだけでなく、
・アフリカの飢餓問題
・食料自給率の維持
・バイオテクノロジー
・GM(遺伝子組換)食品の是非
・食による健康増進、食育
など、様々な問題について取り上げる。
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ナルホド確かに「食」の面では世界的にも一目置かれている?イタリアで、「食」をテーマに万博を開催する、っていうのは、なかなかドンピシャというかイケてるアイデアだな~、と。
でも・・・
その一方で、実際の会場工事の方はというと、いちおう去年の10月28日からスタートしたらしいものの、まだ土地の造成がやっと終わったばかりで、基礎も何もない状態。
「会場内に張り巡らせる」という運河はモチロンのこと、会場内を十字型にクロスするメインストリート2本についても影も形もナシ。
仕方ないので、先週現地を訪れた各参加国視察団には、アドバルーンのような大きなフーセンを空中に飛ばして、「ココが十字路の交差点ですよ~」といって見せたそうです(笑)
先日の新聞でも、万博責任者が「「去年は図面を、今年は現場を見せた。来年はきっといくつかの建造物も見せられるだろう」と「胸を張ってた」とのことですが、一体どうなることやら…?!
とはいえ、何事も「ドロナワ」が信条?のイタリアのこと、最終的にはきっと大方の予想を裏切って(?)きっと何とか間に合わしちゃうんでしょうけど。
そんな次第で、これからあと2年半、2015ミラノ万博の「成長」を生暖かく見守りつつ、また何か面白い話などがあればコチラでレポしたいと思います~
参考リソース:
-ミラノ国際博覧会(2015年) - ウィキペディア
-2015年ミラノ万博、テーマは「食」 - 日本経済新聞(2010/09/07)
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