↓日本ならどこに行ってもヨリドリミドリなんですが…↓
これも初めて日本からいらしたお客様によく訊かれる質問なのですが、その答は・・・「ハイ、キホン的にはありません、マル」
・・・とバサリと言われても、日本では空気のようにアタリマエなモノなのに「ななななぜだ!!」とナットクいかないですよね。
っていうか私も来た当初は同じリアクションでした(遠い目)。なのでその理由ですが、主に考えられるのは以下3点でしょうか。
(1)基本ニーズがない
要するに「これまで無しで生活できてきたんだから、別に今さら必要ないでしょ」という単純な理由ですね^^; わざわざ夜中に買出しに行かなくたって、昼間に済ませておけばいいじゃん…みたいな?
(2)治安がメチャ悪い
やっぱりコレが一番大きな理由だと思います。銀行や郵便局など、マジ日本の比じゃないくらい強盗事件が多いので、夜通し開けてるコンビニなんてもう「どうぞ襲ってください」といわんばかり(笑)
(3)組合が反対する
イタリアの場合、各業界ごとに組合がタテ割りになっていて、その発言力も強大。なので、「そんな時間外に社員を酷使して」とか「そんなアブナイ環境で働かせるなんて」など抵抗も大きいようです。
(4)夜勤レジ志願者が超少ない(多分)
イタリア人的にはやっぱり「夜は働かずに寝る(or自分の時間に使う)…というのが人間本来の姿!なのでいくら会社に言われたとしても、できることならやりたくない…」と思ってるコトが多い?
ただし(1)については、ミラノやローマなどの都会に限っていえば、必ずしも当てはまらない、というか、そういうニーズって実は結構あると思います。
タクシーやバスの運転手、病院勤務・道路清掃の人などなど、ちょっと考えただけでもイレギュラーな時間帯でシゴトをしている人がたくさんいますし。
また「モヴィーダ」と呼ばれる「夜遊び命!」な人達や夜中に到着する旅行者も多いですし、映画や劇がハネて外に出れば大抵0時前後になってますし。
それでもコンビニが一向に普及しないのは、やっぱり(2)の治安の悪さがネックでしょうね~なんてったってミラノは治安度全国ワースト2位ですから…↓
関連記事:
ミラノを数字で見てみると・・・? 2012年度版イタリア全国「生活の質」調査の結果から
ということで、イタリアでは数十年前の日本に戻ったつもりで(!?)お水やスナックなど、夜ほしくなりそうなモノは極力昼間に仕入れておくのが得策かと^^
ちなみに、ミラノ市内のスーパーの場合、最近は夜9時くらいまで開いている所が多いので、夕方アポ先からホテルに戻った後でも十分間に合いますよ。
(って日本じゃそんなの昔からアタリマエですが、イタリアではつい数年前までほとんどのスーパーが平日は19:30まで、日祝は完全定休だったんです~)
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