QLOOKアクセス解析
ラベル イタリア事情 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル イタリア事情 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013/02/07

イタリアの大学事情に関する数字とチョットしたトリビア(らしきもの)

イタリア中部・ボローニャ総合大学の紋章。
創立1088年!(=ヨーロッパ最古)

先回の記事で、イタリアでは大卒の人は「ドクター」の称号が使える=日本とは比べものにならないくらい大学を卒業するのが難しいと書きました。

今回は、イタリアのそんな大学事情を物語る数字を以下、いくつか御紹介してみます。

----------------------------------------------------------
イタリアで大学に進学する生徒数は、280,144人(2011-2012年)。この10年間で約50,000人(ほぼ大学1校分に相当)減少している。

上の数字を大学進学「率」にすると、47%。ン?これだけ見ると日本とあまり変わらなそうな感じですよね。ところがドッコイ・・・

なにせ入学した後の勉強や試験がハンパなく大変なので、最後まで残って卒業できる学生はナント2割にも満たないとの話!

結果、イタリアの30-34歳人口に占める「大卒者の比率」は、わずか19%。

全EU平均の30%には程遠く、全人口比でみても、大卒者率はOECD加盟36ヶ国中34位(ほとんどブービー^^;)という低い水準に留まっています。

参考リソース:
Universita, 50mila iscritti in meno in 10 anni (RaiNews24)
----------------------------------------------------------

ウーンこうやって見ていくと、イタリアでは無事に大学卒業までたどり着く学生は、ホントにごくごくひと握りの優秀頭脳であることがよーくわかりますね。

問題なのは、そうやってヘタすると30歳近くまでガンバって卒業しても、逆に歳とってる分、高卒の若者以上に就職口が無い、という現実なんですが…

さてここから下は、気を取り直して(?)イタリアの大学事情に関するチョットしたトリビアを4つほど並べてみました。お時間と御興味のある方はどうぞ。

----------------------------------------------------------
(1)大学に入試はありません。(ただし医学系など一部の定員制学科は例外)

そのかわり高校卒業時に高卒資格試験(イタリア語で「マトゥリタ Maturita'」)という全国試験があり、それに合格していることが前提になります。

(2)日本の東大やアメリカのハーバードのような「花形大学」はありません。

イタリアの大学はほとんどが公立・国立なので、「名前」ではなく希望学科で大学を選ぶのが普通です。(強いてあげれば、ミラノにボッコーニ経済大学という私学がありますが)

(3)学費は一律でなく、家庭の所得水準によって変わります。

判断基準の指数(=Indicatore di Situazione Economica Equivalente)次第では、通常の学費(約10~20万円/年)がほぼ免除になることもあるそうですよ~

(4)日本の大学で3月に行うような一斉卒業式はありません。

学位を取得した学生から「サミダレ状に」卒業していくため、卒業が決まると家族や親しい友人などで集まって内輪だけで祝う、というパターンが多いようです。
----------------------------------------------------------

いかがでしたか?個人的には、(3)の「学費所得スライド制」がマジ新鮮でビックリでした~なんか久々におっイタリアも捨てたもんじゃないジャン、みたいな感じで(笑)

関連記事:
イタリアでは「ドクター」の称号=輝ける(!)大卒(学部卒)の証

2013/02/05

イタリアでは「ドクター」の称号=輝ける(!)大卒(学部卒)の証


仕事柄、名刺交換の場に居合わせる機会が多いのですが、イタリア人の名刺を見ると、氏名の前に「DOTT.」とか「ING.」とかの肩書がついていることがよくあります。

こんな感じで・・・↓
「DOTT.」というのは、「Dottore(ドットーレ)」の略で、英語にすると「Dr.(ドクター)」。日本ではお医者さんや「院卒」の人くらいしか使えない、希少価値なイメージですよね。

でもイタリアでは、大学院に限らず、普通に大学を卒業した人(=学部卒)はなら誰でもこの肩書を使うことができます。

日本人的には「学部卒くらいでわざわざ称号?」ナンテ思いがちですが、そこには大学制度の大きな違いが背景に・・・

つまり、イタリアの大学は基本5年制で、最後の2年間は日本でいえばほぼ大学院のような高度な内容になるとのこと。

なので当然ながら試験や論文提出も厳しく、全過程を終えて卒業できる学生は、入学時よりずっと少ないという次第。

日本みたいに「入るのは大変、出るのはカンタン(?)」の真逆で、いわゆる「大卒率」がメチャクチャ低いワケですね。

また規定の5年間で卒業できるケースというのもほとんど無く、20代後半~30歳位の「学生さん」も珍しくありません。

(注:ただし2001年に大学制度が変わり、従来の5年制が3+2に分かれたため、今は最初の3年を修了しただけでも「大卒(ドットーレ)」の肩書が使えるそうです)

ナルホド確かにそこまで苦労して勝ち取った卒業資格なら、世間的にも一目置かれるということで、名刺に堂々と「Dott」と入れるというのもナットクがいきますよね。

でも個人的には、日本でありがちな「とりあえず大卒♪」の自分まで同じ「Dr.」の称号で呼ばれるのはどーにもコソバユく、いまだに毎回逃げ出したくなるんですが ^^;

あ、ちなみに冒頭に書いたもうひとつの肩書き「ING.」は、「Ingegnere(インジェニェーレ)=エンジニア」の略で、工学部など理工系の学部卒、という意味です。

2012/12/05

イタリアって、コンビニ・・・無いの??

↓日本ならどこに行ってもヨリドリミドリなんですが…↓

これも初めて日本からいらしたお客様によく訊かれる質問なのですが、その答は・・・「ハイ、キホン的にはありません、マル」

・・・とバサリと言われても、日本では空気のようにアタリマエなモノなのに「ななななぜだ!!」とナットクいかないですよね。

っていうか私も来た当初は同じリアクションでした(遠い目)。なのでその理由ですが、主に考えられるのは以下3点でしょうか。

(1)基本ニーズがない
要するに「これまで無しで生活できてきたんだから、別に今さら必要ないでしょ」という単純な理由ですね^^; わざわざ夜中に買出しに行かなくたって、昼間に済ませておけばいいじゃん…みたいな?

(2)治安がメチャ悪い
やっぱりコレが一番大きな理由だと思います。銀行や郵便局など、マジ日本の比じゃないくらい強盗事件が多いので、夜通し開けてるコンビニなんてもう「どうぞ襲ってください」といわんばかり(笑)

(3)組合が反対する
イタリアの場合、各業界ごとに組合がタテ割りになっていて、その発言力も強大。なので、「そんな時間外に社員を酷使して」とか「そんなアブナイ環境で働かせるなんて」など抵抗も大きいようです。

(4)夜勤レジ志願者が超少ない(多分)
イタリア人的にはやっぱり「夜は働かずに寝る(or自分の時間に使う)…というのが人間本来の姿!なのでいくら会社に言われたとしても、できることならやりたくない…」と思ってるコトが多い?

ただし(1)については、ミラノやローマなどの都会に限っていえば、必ずしも当てはまらない、というか、そういうニーズって実は結構あると思います。

タクシーやバスの運転手、病院勤務・道路清掃の人などなど、ちょっと考えただけでもイレギュラーな時間帯でシゴトをしている人がたくさんいますし。

また「モヴィーダ」と呼ばれる「夜遊び命!」な人達や夜中に到着する旅行者も多いですし、映画や劇がハネて外に出れば大抵0時前後になってますし。

それでもコンビニが一向に普及しないのは、やっぱり(2)の治安の悪さがネックでしょうね~なんてったってミラノは治安度全国ワースト2位ですから…↓

関連記事:
ミラノを数字で見てみると・・・? 2012年度版イタリア全国「生活の質」調査の結果から

ということで、イタリアでは数十年前の日本に戻ったつもりで(!?)お水やスナックなど、夜ほしくなりそうなモノは極力昼間に仕入れておくのが得策かと^^

ちなみに、ミラノ市内のスーパーの場合、最近は夜9時くらいまで開いている所が多いので、夕方アポ先からホテルに戻った後でも十分間に合いますよ。

(って日本じゃそんなの昔からアタリマエですが、イタリアではつい数年前までほとんどのスーパーが平日は19:30まで、日祝は完全定休だったんです~)

2012/12/03

ミラノの治安って、どの程度? 旅行者として最低限の注意点は…?

ミラノ中央駅構内。全旅行者の「鬼門」です(笑)

先回の記事「ミラノを数字で見てみると?」で、ミラノの場合、イタリア全107県の中でもとりわけ治安に関する数字が悪い…と書きました。

この調査では、治安に関して「空き巣」「強盗」「自動車盗難」「スリ・引ったくり」などの項目があり、ミラノはそのどれもが良くない、と・・・

中でも日本から来られる方の関心事?は「スリ・引ったくり」になるかと思いますが、残念ながら実際その類の被害はやはり多いです。

特にここ数年は外国からの不法移民が増える一方(アルバニア、ルーマニアなど)なので、むしろ状況は年々悪化している感じです。

ただ、不幸中の幸い?なのは、「いきなりピストルやナイフを突きつけられて」といった強硬手段で襲われるパターンは、これまで聞いてる限りではまだあまり無さそうなので、とりあえず「自分さえシッカリ気を引き締めていれば、基本的には被害を避けられる」ことですね。

自衛策としては、月並みかもしれませんが「大事な荷物は何があってもゼッタイ体から離さない」コト!!これは空港、駅、電車やバス・地下鉄の車内などはモチロンのこと、レストランやブティックの試着室、ホテルのフロントロビー(チェックイン・アウト時)なども同じです。

街中を歩く時も、「いかにも」なビジネスバッグは極力ホテルに置いておき、貴重品はできれば「シークレットポーチ」のようなモノで身に着けておくこと。男性に多い「ズボンのお尻ポケット」は、意外にも「知らぬ間に抜かれてた」話を結構聞くので、やめたおかれた方が安心かと…

あとは、知らない人から何か話しかけられても、基本ゼッタイ相手にしないコト!!空港なら白タク、乗り物の中ならスリや物乞い、あたりが相場ですので。あと街中で「後ろにスプレーついてますよ」とか、小さな子供も油断禁物。大抵がジプシーの盗み実行部隊ですから。

ジプシーといえば、ミラノはそこまで多くないんですが、やっぱり観光客の集まるドゥオモ近辺には出没します。子供や赤ちゃんを抱いた女性がワラワラと寄ってくるので、この時ばかりは「優しい日本人」を忘れて蹴散らす(笑)か、全力でその場を抜け出すのが身のためです^^;

2012/10/21

イタリア人の心のフルサト!?イタリア・バール(BAR)の楽しみ方

(イタリアの街の光景には上の3文字が欠かせません 笑)

ひとつ前の記事の最後で「アポ先に早めに着いてしまった時は、近くのBAR(イタリア式カフェ)でチョット一服されてみては?」なんて、勝手にオススメしてました ^^;

でこの「BAR」、「バー」ではなく「バール」と発音します。どんな寒村(!)にも必ずあって、朝から夜まで老若男女、とにかく誰もが立ち寄る場所、といった感じです。

なので、お店によっては(特に田舎の場合)、タバコやバスの切符やトトカルチョ、さらには文房具やオミヤゲなども販売したり、とまあコンビニの無いイタリアではチョットしたコンビニ的存在ですね。

ちなみにイタリア人はみんな自宅や勤め先の近くに「マイバール」を持っていて、なじみのバリスタや他の常連さんと世間話に話を咲かせるのが日課(笑)あと置いてある新聞をタダ読みしたり ^^;

とにかく朝食にランチに夕方のアペリティフにと、いろんな形でバールを活用しているイタリア人を見ていると、本当にバールの存在が人生の一部、DNAに組み込まれてるんだろうなー、と思います。

(気候のいい時期には外にテーブルが置かれます)

それでは以下、イタリア式バールの使い方・基礎編(?)を、御参考までに・・・

まず中に入ると、バリスタ(バーマン)のいる大きな立ち飲み用カウンター、その横あたりにレジ、そしてお店によっては幾つかのテーブルが目に入ってくると思います。

座ってゆっくりする場合は日本式にお店の人が注文を取りに来てくれますが、「サッと立ち飲み」の場合は先払いが基本。なので、流れにすると次のような感じです。

--------------------------------------------------------
飲みたい物を(頭の中で)決める。
       ↓
レジ(CASSA「カッサ」)に行って
飲みたい物の名前を言い、その分のお金を払い、
レシート(SCONTRINO「スコントリーノ」)を受け取る。
       ↓
レジでもらったレシートを持ってカウンターに行き、
バリスタに飲みたい物の名前をもう一度言って注文する。
       ↓
バリスタがレシートをチェックした後、
ドリンクを作り始めるので、そのままカウンターで待つ。
       ↓
ドリンクが出てきたら立ったまま飲み、飲み終わったら
(できれば)「グラーツィエ(ありがとう)」と言って店を出る。
--------------------------------------------------------

・・・ナンテ文章にすると何だかメンドくさそうですが、しょせんは「ほしいドリンクにありつく」だけのコト、とにかくドリンク名さえ相手に伝われば、あとは何とかなっちゃいます ^^

立ち飲みスタイルなら注文してから店を出るまで10分もあれば足りますし、ホンの数ユーロでイタリア文化のエッセンスを体感?できる「バール」、ぜひ一度はお試しを!

2012/10/20

アポには「ニッコリ5分過ぎ」!? - イタリア人の時間感覚

                      街角の時計も、示す時刻はマチマチ。だって・・・「目安」ですから^^

一つ前の記事で、「イタリアのテレビ番組は、チットモ時間表通りに始まらない」「しかも、それをイカンと思ってるイタリア人も誰一人いない」というトリビアについて書いてみました。

ホントに新幹線のような高速列車が分刻みで運行され、テレビ番組も秒単位の進行がアタリマエの国民的にはありえない話なんですが、イタリアではマッタク万事がこの調子です。

電車やバスなどの乗り物も、テレビ番組同様、時刻表はあくまでも「目安」。10分、20分くらいの遅れくらいじゃアナウンスすらないですし、それに対して格別文句を言う人もなく・・・

映画やコンサートなどに行っても、日本のように開演時間ジャストに始まることはまずないのですが、周りのイタリア人は何事もなかったかのように楽しそうにおしゃべりを続けています。

こんなに時間にユル~イ国民性は、当然ビジネスの世界にも反映され、日本式にアポの時間よりチョット早めに到着すると、相手の担当者がまだ出社してきてない、なんてコトもしばしば。

あるいは、出社はしてたとしても、ミーティングのお膳立ての方がまだ全然できてなくてバタバタ大あわて、で結局その間こちらは受付などで待ちぼうけ、なんていうのもよくあるパターンです。

ですので、ココはお互いのストレスを減らすためにも(!?)「郷に入れば郷に従え」の精神で、イタリアの会社を訪れる際は、ぜひとも「ニッコリ5分過ぎ到着」をオススメしたいと思います!

あ、この「ニッコリ」も大切なポイントなんですよ~だって・・・上記の通り、イタリアでは何事も「予定時間よりチョイ遅れ」が社会的「慣習」ですから(^^;)こちらが慌てる必要は全くないわけで。

相手も当然そういうアタマで準備しているので、「チョイ遅れ」で来てもらった方がむしろ助かる、でこっちも無用に待たされることなく、お互いハッピーで「ニッコリ」といった図式でしょうか?!

とはいえ、初めての訪問先の場合は、どうしても時間に余裕を持って出るので(←とっても日本的気遣い^^)、アポの20~30分前には現地に着いてしまうことも多いと思います。

その場合は、もし近くにBar(カフェ)などがあれば、そこで美味しいエスプレッソでも飲みながらチョット時間をつぶしてあげる(←イタリア的気遣い?^^)といいかもしれませんネ。

2012/10/19

イタリアに「留守録」という言葉はありません(ン?) - イタリア人の時間感覚

こういう看板ニュース番組も、各局「さみだれ」状に・・・↓

先回の記事では、イタリアの「テレビ天気予報」や「お天気キャスター」にまつわるトリビアを取り上げてみました。

でそちらを書いてるうちに、もう一つ、イタリアならではの「ありえへんテレビ事情」を思い出しました。それは・・・

イタリアのテレビの場合、「各番組が正確に何時に始まるかは、実際始まってみるまでわからない(!)」という事実。

いえモチロン日本と同じように新聞のテレビ欄は丸々1ページ(か、最近は地デジ化でチャンネル数が増えたので2ページ以上のことも)割いて、番組別の時間もちゃんと載せてるんですよ。ただ日本と違うのは、それが単なる「目安」にすぎない、という点で・・・

つまり実際お目当ての番組があってテレビをつけたとしても、番組表の時間キッカリにはまず始まるコトがない ^^; 仕方ないので、見たくもない前番組やCMなどを横目に、しばらくそのまま放置してると、あッいつの間にか始まってた・・・みたいな感じですね。

しかもその「しばらく待つ」時間が、ホンの数分~30分以上まで、ミゴトにてんでバラバラ。また複数局で競ってニュースを流す時間帯などは、他局にフライングする形で、逆に予定時間より早く始まってしまったり、時報そのものも局によってバラバラだったり・・・

こんなアバウトな進行自体、「テレビ番組=すべてが秒単位で綿密に編成」という図式がアタリマエの国から来た人間的にはオドロキでしたが、「それじゃ困る」と思ってるイタリア人が誰一人いないという事実も、さらにコペルニクス的カルチャーショックだった次第です。

そんな調子なので、当然ながら「キッカリ留守録」なんて、あるハズもなく。まーイタリアのテレビ番組自体、クイズやリアリティーやトークショー等々、ほとんど中身がないモノばかり?なので、「留守録してでも見たい!」というニーズ自体が無いのかもしれませんが(笑)

2012/10/13

ミネラルウォーター命!?なイタリア人 - イタリアの水事情

どこのスーパーにも広大な「水」コーナーが。

先回の記事で、「イタリアの水道水は飲んでも大丈夫」と書きました。

それじゃ実際イタリア人が日常生活で水道水を飲んでいるかというと・・・率直ほとんど飲んでなさそうな感じです  ^^;

レストランなどで水道水を頼む人はまずいないですし、自宅でもほとんどの人が1.5~2リットルの得用ボトルを常備。水道水はせいぜい薬を飲む時くらい?(それもミネラルウォーターの人も多いですし)という世にもミゴトな依存ぶりです。

そこで試しにネットでチャチャッとリサーチしてみたところ、こんな数字を発見↓

国民一人あたりの年間ミネラルウォーター消費量: 196リットル/年 (2010年)

コレって、全国民が毎日欠かさず500mlのボトルを飲んでる計算だとか。スゴッ!

ちなみにこの196リットルという消費量は、ヨーロッパでは堂々の1位!世界的にもナント3位のレベルなんだそうです。(御参考までに、世界1位はなぜか?メキシコ、2位はアラブ首長国連邦。砂漠国より多くのボトルウォーターを消費してるって、一体・・・?)

さらにビックリしたのは、この一人あたりの消費量、1980年の時点では47リットルだったというコト。つまりホンの30年ちょっとで約4倍!に増えたという計算です・・・

それじゃ、と周りのイタリア人に「ねー何でミネラルウォーターばっかり飲むワケ?」と尋ねてみると、ほとんどの人が「いや別に、何となく習慣で…」とムニャムニャ。

格別水道水に不信感を持ってる風でもなく、確かにネットの記事などを読んでいても、結局は「巧みなマーケティングの賜物」との分析がほとんどでした。

まア確かにとっても「おいしい」ビジネスみたいですし(笑)とはいえ、ここまで国民の嗜好を大きく変えてしまう水メーカーのマーケティング、オソルべし!?

追記(2012.10.18):
今日テレビのニュースで見たのですが、2012年現在、イタリア各家庭のミネラルウォーター購入金額は、一世帯あたり約300ユーロ/年(=25ユーロ/月)にのぼるそうです。

2012/10/12

イタリアの水道水って、飲めるの? - イタリアの水事情



「ホテルの水道水って、飲んでも大丈夫?」

こんな質問をよく日本からいらしたお客様にいただきます。とりわけ、インドや中国など、水事情の悪いといわれる国で超絶トラウマ体験をされた方ですね(笑)

なんでもこの辺の国では、歯磨きの水がチョット口に入っただけでお腹をこわすこともあるとか。当然そんな水で洗ってある生野菜のサラダなども御法度だそうで、アアおそろしや…

さすがにイタリアの場合はそんな心配はなく、基本的には日本同様キチンと消毒されてるので、ホテルの部屋でバスルームの水道水を飲んでも特に問題はありません。

ただし、一般的にイタリアの水はいわゆる「硬水」でカルキ(石灰分)が多く含まれているため、日本の軟水と比べると決して美味しいとはいえません。(私自身は鈍感なのか、そこまでマズイと思ったことはないのですが^^;)

また普段飲み慣れないタイプの水、という意味で、体質的に胃腸の弱い方や、疲れている時にガブ飲みしたりすると、お腹がビックリしてピーになっちゃうことも、場合によってはあるようです。

ということで、質問の答をもう一度まとめますと、

(1)
歯磨きや洗顔・シャワー、はたまた薬を飲むためにチョット、という程度ならモチロンのこと、もう少しまとまった量をコップで飲んでも、基本的には大丈夫。
(2)
ただし「今回は仕事で来てるし、そういった万が一の可能性も排除しておきたい」ということであれば、冷蔵庫のミネラルウォーターを飲んだ方がより万全。

といった感じでしょうか。

ちなみに(って、ご存知の方も多いかもしれませんが)、イタリアの場合、ミネラルウォーターにはガス入り(いわゆる「炭酸水」)とガス無しの2種類がありますので、冷蔵庫から取り出す時は御注意を。

見分ける目安としては、青っぽいラベルに「Frizzante」と入っているボトルがガス入り、ピンクっぽいラベルに「Naturale」と入っている方がガス無しの場合が多いです(以下ラベルの一例を・・・)。

 

ガス入り↑         ガス無し↑

もちろんメーカーによって例外(見分けのつきにくいラベル)もありますが、そこは運ということで ^^

2012/10/06

フツーの庶民?がバチカンの円屋根で抗議 - ユーロ危機の深刻度


先回の記事で「イタリアの失業率」について書きましたが、その矢先、ちょうどタイムリーに?こんなニュースが飛び込んできました↓

”バチカン大聖堂の屋根で男が抗議、横断幕に「伊首相はうんざり」(ロイター)”

ごくごくザックリ要約すると、地方で小さな海の家を営む男性が、モンティ伊首相やEUの推し進める構造改革と増税の嵐に圧迫され、「もーガマンの限界だ、やっとられん!」と、バチカン大聖堂の丸屋根によじ登って決死の抗議をした、という話です。

まァ「決死」といっても実際には警察などの説得で24時間後にはアッサリ降りてきちゃったらしいですが(笑)、今回は抗議の張本人が過激派とかのいわゆる「イッちゃった」系の人ではなく、ごくフツーの一事業者だった点がミョーに印象的でした。

長引く経済危機によって、モロに職を失う「雇われる側」の人達だけでなく、「雇う側」の経営者や零細事業主の人達もこれまでになく追い詰められてるなー、といった切迫感が今回のニュースからも伝わってきて、何とも身につまされます。。。

ちなみに、円屋根に広げられた抗議の垂れ幕には一体何と書かれていたのか、もしかして気になった方もいるかもしれないので(いないかな?^^;)、御参考までに以下、原文(一部)と対訳を↓

----------------------------------------------------
BASTA MONTI (バスタ モンティ):
モンティ(首相)には、もうウンザリだ

BASTA EUROPA (バスタ エウローパ):
EU(欧州連合)にも、もうウンザリだ

BASTA MULTINAZIONALI (バスタ ムルティナツィオナーリ):
多国籍(グローバル)企業にも、もうウンザリだ

CI STANNO AMMAZZANDO TUTTI :
このままいったら皆死んじまう
----------------------------------------------------

ウームこりゃ相当煮詰まってますね・・・

とりわけイタリアの場合は、従業員9名以下の企業が全産業の97%以上を占めるという構造上、今回のお騒がせ男性のような零細事業者の皆さんには何とかこの危機を持ちこたえて、イタリア経済を縁の下から支え続けてホシイなーと思います。ということで、

「フォルツァ(=ガンバレ)イタリアの零細企業!!」

2012/10/05

イタリアの失業率って、どのくらい?

「我々にLAVORO(仕事)を!」

先回の記事で「イタリアの平均賃金」を取り上げたので、統計ついでに(?)もう一つ、「よくある質問」横綱級(!)の「失業率」について調べてみました。

以下、2つのWEB記事をまとめた内容です。↓

----------------------------------------------------------
イタリア政府中央統計局のデータによると、
イタリアの失業者総数は2,744,000人、
失業率にすると10.7%。(2012年8月時点)

この数字は前年同期比で2.3%の上昇となり、
2004年以来最悪の水準。

若年層(15-24歳)の失業率はとりわけ深刻で、
35.3%という高水準。(=618,000人)。

またイタリアは南北間の経済格差が大きいため、
南部若年(15-24歳)女性だけを対象に絞った場合、
失業率は48%(二人に一人!)にも達する。

もう一つの傾向は、非正規労働者の増加。
今年第2四半期の時点で250万人、
パート労働者を加えると300万人に達し、
こちらも統計史上最も高水準。

ユーロ圏(加盟27カ国)全体で見た場合、
失業者数約3500万人、失業率が11.4%。

こちらもユーロ導入以来最悪の数字で、
やはりギリシャとスペインの影響が大きい。

ちなみにギリシャとスペインの失業率は、
それぞれ25.1%と24.1%。

元記事:
-"Disoccupazione 2012: in Europa e all'11,4%"
-"Istat, disoccupazione record nel 2012 - Dal '99 non avevamo un dato cosi negativo"
----------------------------------------------------------

といった感じです。

ウ~ン、ある程度わかってはいましたが、こうやって改めて数字を突きつけられると、改めて暗ーいキモチになってきます・・・とりわけ、

(1)南北間の失業率の開き  ←南北間の経済格差
(=北部にばかり経済活動が集中し、南部には何も産業がない)

(2)非正規労働者の増加  ←硬直的な雇用制度
(=組合が強く、ひとたび正規採用するとよっぽどのことがない限り解雇できない)

といったイタリアが昔からずーっと抱えている構造的問題をモロに反映しているのが気になりました。

実際、自分の周りを見回してみても、若い人はコールセンターでパートのオペレーターをしてるといったパターンがほとんど。それでもミラノのような北では仕事にありつけるだけマシなのかもしれませんが。

さてこれらの数字、来年はどうなるのでしょうか・・・!?まぁ劇的な改善は難しいにしても、せめて「記録更新」が止まってくれることを祈って。