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2013/02/05

イタリアでは「ドクター」の称号=輝ける(!)大卒(学部卒)の証


仕事柄、名刺交換の場に居合わせる機会が多いのですが、イタリア人の名刺を見ると、氏名の前に「DOTT.」とか「ING.」とかの肩書がついていることがよくあります。

こんな感じで・・・↓
「DOTT.」というのは、「Dottore(ドットーレ)」の略で、英語にすると「Dr.(ドクター)」。日本ではお医者さんや「院卒」の人くらいしか使えない、希少価値なイメージですよね。

でもイタリアでは、大学院に限らず、普通に大学を卒業した人(=学部卒)はなら誰でもこの肩書を使うことができます。

日本人的には「学部卒くらいでわざわざ称号?」ナンテ思いがちですが、そこには大学制度の大きな違いが背景に・・・

つまり、イタリアの大学は基本5年制で、最後の2年間は日本でいえばほぼ大学院のような高度な内容になるとのこと。

なので当然ながら試験や論文提出も厳しく、全過程を終えて卒業できる学生は、入学時よりずっと少ないという次第。

日本みたいに「入るのは大変、出るのはカンタン(?)」の真逆で、いわゆる「大卒率」がメチャクチャ低いワケですね。

また規定の5年間で卒業できるケースというのもほとんど無く、20代後半~30歳位の「学生さん」も珍しくありません。

(注:ただし2001年に大学制度が変わり、従来の5年制が3+2に分かれたため、今は最初の3年を修了しただけでも「大卒(ドットーレ)」の肩書が使えるそうです)

ナルホド確かにそこまで苦労して勝ち取った卒業資格なら、世間的にも一目置かれるということで、名刺に堂々と「Dott」と入れるというのもナットクがいきますよね。

でも個人的には、日本でありがちな「とりあえず大卒♪」の自分まで同じ「Dr.」の称号で呼ばれるのはどーにもコソバユく、いまだに毎回逃げ出したくなるんですが ^^;

あ、ちなみに冒頭に書いたもうひとつの肩書き「ING.」は、「Ingegnere(インジェニェーレ)=エンジニア」の略で、工学部など理工系の学部卒、という意味です。

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