この丸い取っ手がトレードマーク↓
この週末フラッとミラノ万博公式サイトをフラッとのぞいてみると、またもや公式参加国数がひとつ増え、123カ国に。早速ニュースページをチェックしてみると、チェコ共和国でした。
またそれ以外にも、クラスター関連でニュース発見!
それは、イタリア大手コーヒーメーカーのイッリーカフェ(illycaffe')社が、このほど2015年ミラノ万博(Milano Expo)の公式パートナーとして正式に契約を結んだとういうもの。
左:アンドレア・イッリー(Andrea Illy)Illy Caffe' S.p.A.社CEO
右:ジュゼッペ・サラ(Giuseppe Sala)Milano Expo S.p.A. 社CEO
イッリーカッフェ(illycaffe')社は1933年創業の老舗。現在は3代目社長アンドレア・イッリー氏のもと、日本にも数年前に進出し、都内を中心にイタリア式カフェを展開しています。
イタリア国内では、その製品に対する高い評価はモチロンのこと、デザイン、アート、建築とのコラボなども幅広く行っていて、異色の存在感を放つブランドとして知られています。
2005年から続いている「galleria illy」プロジェクトの紹介 ↓
今回の契約金額はキャッシュで300万ユーロ、プラスその他の各種サービス面で175万ユーロ規模とのこと。今後はコーヒークラスターの企画・促進役としての期待が高まりそうです。
そのうちのひとつ、今回イッリー社が参画するコーヒークラスターの概要は現在のところ以下の通りとなっています。↓
・主要展示テーマ:「大地からコーヒーカップまで(Dalla terra alla tazzina)」
・万博会場内における展示スペース:約4500平米
・参加予定国:世界のコーヒー生産国(エチオピア、ガテマラなど約10カ国)
内容的には、参加各国がもつ経験やノウハウ、アイデアなどをシェアし、将来的な協力体制や持続的コーヒー栽培モデルの模索など、総合的なコーヒー文化の促進を目的としたものとなる予定とのこと。
そこに今回イタリア式エスプレッソコーヒーのスペシャリストであるイリー社がクラスター推進役として加わったことで、その展示内容がより多彩で楽しく、魅力的なものになることが期待されてるワケですね。
具体的には、以下のような企画が検討されているようです↓
(1)コーヒーのテースティングコーナー設置
(2)コーヒーをテーマにしたワークショップやお楽しみイベントの開催
(3)コーヒーとアートを融合させた各種展示
(4)ミラノ万博限定エスプレッソ用コーヒーカップコレクションの販売
(3)に関しては、世界的著名カメラマン、セバスチャン・サルガド氏撮影の芸術的写真の展示や、コーヒー繊維を使ったアパレル(!)の展示なども予定されてるとのこと。
セバスティアン・サルガド(Sebastiao Salgado)氏とイリー社コラボ写真はコチラに↓
SALGADO: A TRIBUTE TO FARMERS (イッリー社公式サイト内) 注!音が出ます!
また、イッリー社はもともと「エコ」への取り組みにもかなり熱心で、今回のクラスター展示に関しても、基本的にはすべて「環境にやさしい」素材を使う意向でいるそうです。
ウ~ンこうやって見てみると、確かに通りいっぺんではない、ユニークな展示が期待できそうですね~~ということで、コーヒークラスターの今後の展開を楽しみに・・・!?
参考リソース:
-Expo, Reached Quota 123 (ミラノ万博公式サイト)
-illy takes part in the Coffee Cluster (同上)
-illycaffe official partner of EXPO 2015 for the Coffee Cluster (イりー社公式サイト)