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2012/12/18

イタリアで電車移動の際に覚えておくとチョット便利な3つの単語

310' = 5時間越~!
最近はここまで壮絶な遅延はだいぶ減りましたが・・・

イタリアの電車(「Trenitalia(トレニタリア)」)といえば、一昔前までは「ボロい」「遅れる」「壊れる」といった、非効率の代名詞のようなシロモノでした。

が、この数年多くの車両が刷新、悪名高き「遅延」もずいぶん改善され、「ホ~レやればできるんじゃん!」なんてついタカをくくっていたのですが・・・

先日久しぶりに最新鋭の超高速鉄道「Alta Velocita'」以外の急行やローカル線に乗ったところ、これがモウ遅延、途中停車、故障のオンパレード~

まさに昔の悪夢が一挙にカムバック・・・といった感じで、ホンのチョットでも敵に気を許したコトを地団駄ふんで?悔やんだのでした(オオゲサ? ^^;)

要するに、上記の超高速鉄道は、国家の威信をかけた「キモ入りプロジェクト」なので、すべてに最優先で定時運行死守!モードなんですね。

でもその分、在来線はモロに犠牲になる⇒予算も手間も後回し⇒結果「古くてボロくて遅れる」体質は昔のまま何も変わらず・・・って図式です。

そんな次第で、今回のイタリア鉄道・悪夢のデジャブ体験(!?)をふまえて、イタリア国内で電車移動の御予定がある方向けに、「これだけは覚えておくとやっぱり便利(カモ)」というイタリア語の単語を3つ、写真など交えながら以下、御紹介してみたいと思います。↓

(1)Binario (発音「ビナーリオ」): 駅のホーム、「○○番線」



電車の出発時間が近くなると、駅の電光掲示板に入線ホームの番号が入るのですが、イタリアの場合、そこからさらに5分前とかの直前になって急きょホーム(「ビナーリオ」)が変更になることが結構あるんですね。

これって、特にスーツケースなどの大荷物を持ってる時は大変(イタリアの場合、駅のホームにはキホン階段しかありません)・・・しかも、一度なんて、直前で3回もホームが変わって、マジ「イジメかいっ!」って(笑)

そんな時は大抵イタリア語のアナウンスだけなので、周りの人たちがドッと移動するのについてくしかないのですが、とにかく電車が本当に入線してくるまでは気を抜かず、常に周りの乗客の動きを要チェック!です。

(2)Ritardo (発音「リタールド」): 遅延


とにかくこのコトバなくしてイタリア鉄道は語れません(^^;)駅に着いたら、まず何はなくとも上の「binario」と併せて、電光掲示板で最初にチェックする項目ですね。

ちなみに、電光掲示板ではそれぞれ「Binario(ホーム)」は「bin」、「Ritardo(遅延)」は「rit」と略した表示が多いです。まァ英語併記なので心配ないとは思いますが ^^

(3)Guasto (発音「グスト」): 故障


「急な故障で発車が遅れます」といったアナウンス以外に、駅構内や車内で何か壊れているモノがある時などによく使われるコトバです。

自動券売機、刻印機、電車のドア、車内のトイレ等々、とにかく「故障」の張り紙を目にしたら、サッサと他に移動するのが得策です(笑)

駅構内の壊れたキップ刻印機

丸ごとクーラーのきかない車両 (だったら連結するなよ、って ^^;)

(「Guasto」とは入ってませんが) 使えない車内トイレ

あ、ついでに「故障」を意味するコトバとして、もう一つよく目にするのが、

Fuori Servizio (発音「フオーリ・セルヴィツィオ」)。

英語でいう「Out of order」ですね。略して「F.S.」とだけ書かれることも。

ちなみに、旧イタリア国鉄のロゴがまさにF.S. (=Ferrovie dello Stato) 。なので、当時はよく「イタリア国鉄(F.S.)の名前は、いつも故障 (Fuori Servizio) 中だから」なんて皮肉られてましたっけ。言い得て妙・・・

2012/12/16

2015年ミラノ万博(Milano Expo) タイが出展契約書に正式署名、ミラノで調印式


クリスマス休暇まであと1週間、もうさすがに万博関連も大きな動きはないだろうな…と思ってたら、公式サイトにコソッと(?)こんなニュースが載ってました。↓
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「タイ王国と出展契約調印式」(2012/12/14付)

(以下記事抜粋)
タイの万博出展契約書正式署名にあたり、ミラノで調印式が執り行われた。

署名者は、タイ側が農業・協同組合省Chavalit Chookajor常任書記長、イタリア側は万博株式会社Giuseppe Sala社長。

タイはコメの世界的輸出国であり、2013年度は850万トンを見込む。

万博会場におけるタイ館の面積は、2947平米(=約893坪)。 【御参考までに】中国館は約4600平米(=約1400坪)(コチラの記事にて)、また日本館は4170平米(=約1263坪)のようです。

タイ側コメント:
「万博期間中は、タイ独自の食文化を紹介しつつ、世界における米の主要輸出国としての実績を生かし、万博テーマでもある『地球に食を、命にエネルギーを』与えるための持続可能な新方法を提案したい」

イタリア側コメント:
「タイには世界でも指折りのコメ生産国として、とりわけ『米クラスター』において歴史・文化両面から重要な役割を果たしてくれるだろう。と同時に、万博テーマ実現に関しても積極的な貢献を期待している」

元記事:
"La Thailandia firma il contratto di partecipazione a Expo Milano 2015"
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確かに「コメ」に関しては、タイも日本と同様に主食として長い伝統と豊かな食習慣を有する国ですよね。

実際、「米クラスター」の部分では、万博開催者側もアジア各国の貢献に大きな期待を寄せている様子。

またタイ側も、アユタヤ市が2020年万博の候補地になっているそうで、ミラノ万博にはそのアピールも兼ねて?相当力を入れてきそうな鼻息が伝わってきます(笑)

そんな中、タイに負けず劣らず世界中で「コメの国」として知られるニッポンも、ぜひ「米クラスター」では有益で印象的な展示をして、面目躍如といきたいとこですネ!

2012/12/15

2015年ミラノ万博(Milano Expo) ナイジェリアの出展表明で公式参加国は合計113に


開催まで868日=2年半を切りました

2015年開催のミラノ万博(Expo Milano 2015)。一時はやれ不正入札やら資金不足やらで騒がれたりもしましたが、このところパタッと話題に上ることもなくなり・・・

とフト気になって、試しに公式サイトをチラッとのぞいてみたところ、こんなニュースがありました。御覧の通りマイナーな話ですが、とりあえず最新状況というコトで。

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「ナイジェリアが出展正式表明、万博公式参加国(機関)は合計113に」 (2012/12/11付)

 (以下記事抜粋)
…今回のナイジェリアの出展表明を受け、万博開催まで2年半を切った現時点での正式参加国は合計113カ国。これは世界全人口の80%以上に相当する。

ナイジェリアの人口は1億2000万人。アフリカ大陸では2番目の経済規模を持つ。

また同大陸の農業政策に関して中心的役割を担っており、本万博のテーマ「地球に食を、生命にエネルギーを」の展開にあたり、活発な対話が期待される。…

元記事:
"Con la Nigeria sale a 113 il numero dei Partecipanti Ufficiali a Expo Milano 2015"
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それにしても、地球全人口の8割にあたる国々が参加表明してるというのは、スゴイことですね!・・・って、万博ほどの展覧会ともなれば、そんなのごくフツーのコトなのかもしれませんが ^^;

既にイタリアはクリスマスモード全開で、年内はもう目立った動きは無いでしょうけど、来年以降は開催に向けた具体的な準備状況など、より「前向きな」ニュースが増えることを楽しみ?に・・・

2012/12/14

イタリアも「冬のボーナス」シーズン到来、クリスマスムードに拍車(・・・か?!)



早いもので12月ももう半ば、カトリック国イタリアの最大イベントであるクリスマスまであと2週間を切り、街中が日に日にせわしなくなってくるのを肌で感じます。

ホントにイタリア人にとってクリスマスはちょうど私たち日本人にとってのお正月と同じくらい大切な日。なので、当日のお料理はモチロンのこと、家族や恋人のためのプレゼント選びはモウ、真剣そのもの。仕事なんて目じゃないレベルです(笑)

こういうウィンドーにピッタリ張り付いて・・・

さらに見栄っ張りなイタリア人のコト、不況で実入りが少なくても大事な人にはそれなりのプレゼントを、との思いも強いよう。でもそうなると当然出費がイタイ・・・と何かと物入りな今の時期、多くの人が心待ちにしているのが「冬のボーナス」です。

とはいえ、日本のボーナスみたいに「お給料○ヶ月分」なんてタップリもらえるモノではなく、基本はどの会社も1ヶ月分。要するに、会社側は1ヶ月分相当を「13ヶ月目」という名目で社員に支給することを法律で義務づけられているんだそうです。

加えて人によっては「夏のボーナス」時期に「14ヶ月目」も支給されるそうですが、これは法律上の義務はなく、あくまでも個別の労働契約ベース、ということで、当然この御時勢ではカットの会社が増えてるようです。。

でも日本では夏・冬問わず会社側にボーナス支給の「義務は無い」とのお話で、ヘタすればボーナスゼロの場合もあるコトを考えると、1ヶ月分だけでも確実にもらえるイタリアの方が手厚いといえるかもしれませんね。

ちなみに「1ヶ月分」ということで、以前の記事で取り上げた「イタリア人の平均月給」からも見当はつきますが、ネットで見つけた統計によると、今年の職種別「13ヶ月目」平均支給額は、以下の通りとのことでした。↓

ブルーカラー(専門工): 1227ユーロ
ホワイトカラー(一般事務職): 1379ユーロ
ホワイトカラー(中間管理職): 2529ユーロ

参考リソース:
"Detassazione tredicesime 2012 contro l’inflazione" (PMI.it)

ただし、今年はモンティ政権下の緊縮政策により新たに固定資産税が導入、その支払期限がちょうど今月の17日・・・ということで、せっかくの「13ヶ月目」も、そっちで消えてしまう分が多いようです。

そんなこともあり、今年のクリスマスはジュエリー・服飾などのゼイタク品よりも「食品・ワイン」や「ITグッズ」など、より実用的なモノを選ぶ人が急増中とか。さすがのイタリア人も「見栄より団子」? ^^;

関連記事:
イタリア人の月収って、どのくらい?

2012/12/09

イタリアの祝祭日 年ごとに日付が移動する「イースター(復活祭)」に御注意を・・・!

今年(2013年)のイースターは、3月31日です。

ひとつ前の記事で、「イタリアには都市ごとに『守護聖人の祝日』がバラバラ、なので全国カレンダーには載ってないため御注意を」と書きました。

でイタリアの祝祭日ネタついでにもうひとつ、今度は「カレンダーには載ってるけど、毎年日にちが移動する」祝日があります。それは何の日でしょう??

ハイ、「イースター(復活祭)」になります。イタリア語ではPasqua(パスクア)と呼ばれ、十字架にかけられて亡くなったキリストが復活したといわれる日です。

そんな次第でキリスト教徒にとってはクリスマスと同じくらい大切なイースター、チョットやっかい?なコトに、毎年日付が変わる「移動休日」となっています。

というのも「イースター=キリスト復活の日」の定義が月の満ち欠けに関連していて、「春分のあと最初の満月の次の日曜日」となっているからなんですね。

なので早い時は3月下旬から遅い時は4月中旬までひと月ほどの幅があり、その中で年によって日付が移動する、ということになるワケです。

この時期は春先で気候も良く、またイタリアの場合はイースターの翌日の月曜日も祝日となるため、前後の1週間位は連休を取る人が大勢

会社関連でも有給を取っていなくなる人が多くなるので、この時期イタリア出張をお考えの際は、ぜひ事前にイースターの祝日のチェックを!

ちなみに、向こう5年間(2013~2017)のイースター祝日は、以下の日付となります。よろしければ御参考までに・・・

2013年: 3月31日
2014年: 4月20日
2015年: 4月5日
2016年: 3月27日
2017年: 4月16日

関連記事:
イタリアの祝祭日 都市ごとに日付が違う「守護聖人の日」に御注意を・・・!

2012/12/07

イタリアの祝祭日 都市ごとに日付が違う「守護聖人の日」に御注意を・・・!


ドゥオモ広場にも恒例の「巨大」ツリーが登場、
でもこの御時勢で(?)今年はだいぶサイズダウンしたような…

今日12月7日。金曜日ということで、チマタ的にはバリバリ平日ですが、実はミラノ市だけは「祝日」です♪

翌8日も「国民の祝日」ということで、日曜夜までの3連休を満喫しようと、早くも昨日の午後~夕方にはかなりの人達がミラノを「逃げ出した」模様。

なので街中はいつもの週末に増して静か~!普段は大気汚染でサイアクといわれるミラノの空気も、少しはマシになったような錯覚を起こすほど^^

それではなぜイタリア中でミラノだけがお休みかなのかというと、毎年12月7日がミラノの守護聖人「アンブロージョ」の記念日だからなんですね。

カトリック国のイタリアでは、各都市ごとに、そこに何らかのゆかりがあって代々住民を守ってくれるといわれる「守護聖人」が決められています。

そして年に一度、その守護聖人に感謝する「聖人記念日」というのがあり、その日は、花火を上げたり屋台市場が立ったり等々、町中がお祭りムード一色に。

ミラノの場合は、毎年この日がオペラシーズン開幕の日と決まっていて、オペラ劇場のスカラ座は、世界中のオペラファンやドレスアップしたVIPで華やぎます。

そんな感じで、「聖人記念日」の日は、「イタリア全国的には平日だけど、対象となる都市だけは祝日」といった図式になる次第です。

その街にとっては大切な祝日なので、地元商店などは人出を見込んで開いていることが多いですが、会社関係はキホン臨時休業に・・・

なので、イタリアに仕事でいらっしゃる際は、いわゆる「国民の祝祭日」以外にも、訪問先都市の「守護聖人記念日」も念のためチェックされるコトをオススメします!

・・・って、まァその日に「ぶつかりそうな」時は、先方企業から案内があるかとは思いますが(^^;)御参考までに、イタリア主要都市の「守護聖人記念日」リストを以下。

4月25日 ヴェネツィア                               (聖マルコ)
6月24日 フィレンツェ、ジェノバ、トリノなど  (聖ジョバンニ)
6月29日 ローマ                                       (聖ピエトロ・パオロ)
9月19日 ナポリ                                       (聖ジェンナーロ)
10月4日 ボローニャ                                (聖ペトローニオ)
12月7日 ミラノ                                       (聖アンブロージオ)


2012/12/05

イタリアって、コンビニ・・・無いの??

↓日本ならどこに行ってもヨリドリミドリなんですが…↓

これも初めて日本からいらしたお客様によく訊かれる質問なのですが、その答は・・・「ハイ、キホン的にはありません、マル」

・・・とバサリと言われても、日本では空気のようにアタリマエなモノなのに「ななななぜだ!!」とナットクいかないですよね。

っていうか私も来た当初は同じリアクションでした(遠い目)。なのでその理由ですが、主に考えられるのは以下3点でしょうか。

(1)基本ニーズがない
要するに「これまで無しで生活できてきたんだから、別に今さら必要ないでしょ」という単純な理由ですね^^; わざわざ夜中に買出しに行かなくたって、昼間に済ませておけばいいじゃん…みたいな?

(2)治安がメチャ悪い
やっぱりコレが一番大きな理由だと思います。銀行や郵便局など、マジ日本の比じゃないくらい強盗事件が多いので、夜通し開けてるコンビニなんてもう「どうぞ襲ってください」といわんばかり(笑)

(3)組合が反対する
イタリアの場合、各業界ごとに組合がタテ割りになっていて、その発言力も強大。なので、「そんな時間外に社員を酷使して」とか「そんなアブナイ環境で働かせるなんて」など抵抗も大きいようです。

(4)夜勤レジ志願者が超少ない(多分)
イタリア人的にはやっぱり「夜は働かずに寝る(or自分の時間に使う)…というのが人間本来の姿!なのでいくら会社に言われたとしても、できることならやりたくない…」と思ってるコトが多い?

ただし(1)については、ミラノやローマなどの都会に限っていえば、必ずしも当てはまらない、というか、そういうニーズって実は結構あると思います。

タクシーやバスの運転手、病院勤務・道路清掃の人などなど、ちょっと考えただけでもイレギュラーな時間帯でシゴトをしている人がたくさんいますし。

また「モヴィーダ」と呼ばれる「夜遊び命!」な人達や夜中に到着する旅行者も多いですし、映画や劇がハネて外に出れば大抵0時前後になってますし。

それでもコンビニが一向に普及しないのは、やっぱり(2)の治安の悪さがネックでしょうね~なんてったってミラノは治安度全国ワースト2位ですから…↓

関連記事:
ミラノを数字で見てみると・・・? 2012年度版イタリア全国「生活の質」調査の結果から

ということで、イタリアでは数十年前の日本に戻ったつもりで(!?)お水やスナックなど、夜ほしくなりそうなモノは極力昼間に仕入れておくのが得策かと^^

ちなみに、ミラノ市内のスーパーの場合、最近は夜9時くらいまで開いている所が多いので、夕方アポ先からホテルに戻った後でも十分間に合いますよ。

(って日本じゃそんなの昔からアタリマエですが、イタリアではつい数年前までほとんどのスーパーが平日は19:30まで、日祝は完全定休だったんです~)

2012/12/03

ミラノの治安って、どの程度? 旅行者として最低限の注意点は…?

ミラノ中央駅構内。全旅行者の「鬼門」です(笑)

先回の記事「ミラノを数字で見てみると?」で、ミラノの場合、イタリア全107県の中でもとりわけ治安に関する数字が悪い…と書きました。

この調査では、治安に関して「空き巣」「強盗」「自動車盗難」「スリ・引ったくり」などの項目があり、ミラノはそのどれもが良くない、と・・・

中でも日本から来られる方の関心事?は「スリ・引ったくり」になるかと思いますが、残念ながら実際その類の被害はやはり多いです。

特にここ数年は外国からの不法移民が増える一方(アルバニア、ルーマニアなど)なので、むしろ状況は年々悪化している感じです。

ただ、不幸中の幸い?なのは、「いきなりピストルやナイフを突きつけられて」といった強硬手段で襲われるパターンは、これまで聞いてる限りではまだあまり無さそうなので、とりあえず「自分さえシッカリ気を引き締めていれば、基本的には被害を避けられる」ことですね。

自衛策としては、月並みかもしれませんが「大事な荷物は何があってもゼッタイ体から離さない」コト!!これは空港、駅、電車やバス・地下鉄の車内などはモチロンのこと、レストランやブティックの試着室、ホテルのフロントロビー(チェックイン・アウト時)なども同じです。

街中を歩く時も、「いかにも」なビジネスバッグは極力ホテルに置いておき、貴重品はできれば「シークレットポーチ」のようなモノで身に着けておくこと。男性に多い「ズボンのお尻ポケット」は、意外にも「知らぬ間に抜かれてた」話を結構聞くので、やめたおかれた方が安心かと…

あとは、知らない人から何か話しかけられても、基本ゼッタイ相手にしないコト!!空港なら白タク、乗り物の中ならスリや物乞い、あたりが相場ですので。あと街中で「後ろにスプレーついてますよ」とか、小さな子供も油断禁物。大抵がジプシーの盗み実行部隊ですから。

ジプシーといえば、ミラノはそこまで多くないんですが、やっぱり観光客の集まるドゥオモ近辺には出没します。子供や赤ちゃんを抱いた女性がワラワラと寄ってくるので、この時ばかりは「優しい日本人」を忘れて蹴散らす(笑)か、全力でその場を抜け出すのが身のためです^^;